〜♪ 〜♪
医院のドアが開いた音楽がなる
個室の診療室の準備を終わらせて受付に向かった
でも、そこにいた人物に私は固まってしまったのだ…
私は夢を見ているのだろうか?
確か今からキム・テヒョンという患者が来るはずで
目の前には私が大好きで大好きなキム・テヒョンが…いる
医院長に言われて準備した個室へ案内した
いつもなら緊張なんてしないのに…
この医院にテヒョンがいる
それだけで心臓がものすごい速さで鼓動していた
治療椅子に座ったテヒョンは少し不安な顔をしてる
歯医者苦手なのかな…?
医院長の治療が始まった
「痛くない?」「大丈夫だからね」って優しく声を掛けて
テヒョンの事よくわかってるんだなって思った
待って、待って…
テヒョンの口の中に私の指が…入ってるんですけど!
ヤバい、ヤバい……///
落ち着け……落ち着くんだ……これは仕事…
ピチャ…
ピチャ…クチュッ……
テヒョンの舌が…患部を抑えてる私の指に絡みついた
何…ゾクゾクが……全身を駆け巡る…ッ…///
医院長が戻って来ると、ピタッと舌の動きはなくなった
そして再び治療が始まって…
今日の治療が終わりテヒョンは口をゆすいでいる
医院長は医院を出て
自宅の方へと戻っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。