私はしょた兄と二人暮らし。親は交通事故で死んじゃった。
翔太:今の学校はてっぺん取れそう?
媛唖:多分。まだ分かんないけど。それより蓮音たちの方が私は不安だ
翔太:蓮音は蓮音でしっかりやってると思うけど?
媛唖:心配なのは蓮音じゃない。新しく入ってくる四天王だよ。しょた兄が
卒業して私がてっぺんに昇格したとき、私がてっぺんになって四天王
の席が一個空いて浩大が入ってきただろう?そのとき少しいざこざが
あって、今は仲いいけど。
翔太:そっか。心配だな?
媛唖:だから、しばらくしたら様子見にいこうと思って
翔太:うん。そうしな
そして自分の部屋に戻った。明日こそは、あそこでてっぺん取ってやる。でも、てっぺん以外のやつは邪魔だ。まぁ、そのときはそのときで対処しよっかな。
@to day
私はいつも、登校するのが遅い。だからもう皆学校に来ている。私は川尻蓮の机の前にたった
蓮:おはよう。どうしたの?
媛唖:お前にタイマンを申し込む
JO1-蓮:は?
汐恩:俺でも勝ったことないんだぜ?物事には順序ってもんがあるだろ?
はじめから、一番強いやつとやるなんて。
瑠姫:俺も無茶だと思う
媛唖:私は早くてっぺんからの景色を見たいの
拓実:でもさすがに
蓮:いいよ
祥生:蓮。
媛唖:じゃあ、今日の放課後体育館で待ってる
私はそう言い残すと教室を出た
碧海:どこ行くん?
媛唖:少し用事ができた
私は蓮音たちのところにいくつもりだ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。