媛唖が怪我する前に行くのを止めようとして皆急いで外に出た。バイクは4台。媛唖が勝てるはずもない。そのときだった、バイクの人からヘルメットを受け取って媛唖は一台のバイクに乗り込んだ。そして、流暢にてをふって行ってしまった。
汐恩:あそこどこ高?
純喜:えらい仲良かったな
蓮:媛唖は何て言ったってうちの生徒だなんかやばい事になっとったら助ける
そしてそいつらもぼこす。それまで様子見だな
奨:そうするしかないよね
媛唖said
私はバイクに乗っていつもの溜まり場にきた。
蓮音:媛唖まだてっぺんとってないの?
媛唖:初日でとった方が楽なのは知っとる。だけどてっぺんの名前がお前とい
っしょでなんかさ
龍:大丈夫だよ別人なんだから
媛唖:それは分かってるんだけどさ
優希:媛のペースでいいと思うよ
浩大:俺も
でも私はこの事よりも今てっぺんの座が埋まってんのかが不安でたまらない
媛唖:それよりてっぺんは誰になった?
蓮音:今は俺
媛唖:てっぺんの椅子だけは開けたらダメだからね
龍:わかってるよ
ブンブンブンブン
媛唖:じゃあ、私はこれで
優希:送ってくよ
媛唖:お兄ちゃん来てるから大丈夫
浩大:じゃあね、
媛唖:うん、また時間があったら迎え来てってラインするよ
そういって私はその場を去った
(作者)
蓮音と書いてれんと読みます
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。