日向)な…!お前、何言ってんだよ!冗談だろ
黄瀬)俺は本気っスよ、どうっスか?あなたちゃん、戦って勝ったら許してくれるっスよね!
あなた)…えぇ、どちらでもいいですよ。(…どうして私が景品のように…
黒子)あなたちゃん。嫌なら断ってもいいんですよ?
あなた)え?あ、大丈夫だよ。別にお茶ぐらいいいですから
りこ)あなたちゃん…!もっと危機感を持ったほうがいいわよ!こんなチャラそうな奴やめといた方がいい!
黄瀬)あはは。俺、言いたい放題言われてますね〜。
あなた)大丈夫ですから、それに負けなければいい話でしょう?
りこ)、、それもそうね!負けた時の事ばっか考えてちゃダメねー
火神)あの、この試合、俺が出たいんですけど、いいっすか?
りこ)へ?…あぁ、火神くん、まぁ、確かにうちで一番強いのは火神くんだものね
日向)新入りに任せるってのも何か気乗りしねぇが、負けんじゃねぇぞ!
火神)うっす!
黄瀬)じゃあ1on1にしましょうか。
火神)あぁ、それでいいぞ
りこ)それじゃあ、始めるわよ。
ピッーーー
黄瀬)俺がオフェンスで良かったんっスか?
火神)あぁ、どっちでもいいぜ、キセキの世代がどんなもんか見してくれよ
黄瀬)そうっスね、それじゃあ、行くっス!
ハッーードンッードンッー(ドリブル
火神)(速い!でも、この速さなら追いつける!
スッー(追いつく
黄瀬)やるっスねー。そうだ、これなんてどうっスか?
火神)何を、
ドンッードンッーシュー(ゴールする
火神)な!早ぇ…、追いつけなかった…
黄瀬)ふぅ…やっぱ、弱いっスねー。
日向)…なぁ、黒子。黄瀬涼太ってあんな強いのか…!
黒子)中学の頃とは比べものにならないくらい成長してます…、驚きました。
小金井)おい、皆!もっと危機感持とうぜ!負けたってことはあなたちゃんが!
火神)あ、そうだった…、すまねぇ、あなた
あなた)別に、その事はいいのですが、せめて覚えていて欲しかったです。
火神)ほ、ほんとにすまねぇ…。キセキの世代と戦えると思ったら、つい
皆)(火神が落ち込んでる!?
あなた)もう、いいですよ。やっぱりまだ差がある事が分かっただけでもいいです。
やはり、キセキの世代は一筋縄では行かないわね。個々の能力を高めて行かないと…、
あ、黄瀬くんとお茶しなくちゃ行けないんだったわね…、まぁ、それはいいかしら
ーこれからのこと«あの人»と相談しないとー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。