第4話

人生一度
597
2019/01/10 09:23
あなた

ん、ここは... ?

西島隆弘
西島隆弘
おーやっと気づいた!
宇野実彩子
宇野実彩子
あなた!!泣
ほんと ほんと 心配したよ... !
末吉秀太
末吉秀太
(あなた...!よかった...)
病院の担当医
目が覚めたようですね
看護師
良かったです。ほんと
病院の担当医
あなたさん、1つ、お話があります
あなた

へ、...??

病院の担当医
別室にてお話しますのでどうぞこちらへ...
あなた

あ、はい...

ガチャ🚪
病院の担当医
あなたさん、
あなたの余命が...
あなた

よ、めい?

病院の担当医
はい。あと1年といったところでしょう...
あなた

え...、?

あなた

い、嫌です嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!

扉の向こう
日高光啓
日高光啓
あなた、?
宇野実彩子
宇野実彩子
なんか、聞こえたね...、
與真司郎
與真司郎
大丈夫なんか? ほんとに、
西島隆弘
西島隆弘
多分おめでとうとかの話なんじゃん?
浦田直也
浦田直也
そんな大声出ないだろ...
末吉秀太
末吉秀太
(まさか...   !?)
部屋
あなた

な、んで... ??
治るんじゃ...、なか、ったの ?

病院の担当医
骨の髄まで進行しています
病院の担当医
申し訳ありません...
あなた

わ、わたしは 死ぬ、
死ぬんで、すか ... .?!!?

病院の担当医
落ち着いてください。
治療法を試してみましょう、
病院の担当医
伸ばせるかもしれません
あなた

人の命をなんだと思ってるの ... !?
伸ばせる... ?? 簡単そうに言うなよ !!!

扉の向こう
末吉秀太
末吉秀太
(はっ...)
日高光啓
日高光啓
 これ、やばいぞなんかやってる
西島隆弘
西島隆弘
え、行った方が ?
宇野実彩子
宇野実彩子
待って。勝手に行っていいものなの?
浦田直也
浦田直也
分かんねぇ...。でもなんか危ない状況だな
末吉秀太
末吉秀太
くっそ...
與真司郎
與真司郎
秀太、?
末吉秀太
末吉秀太
くそ!!!!
末吉秀太
末吉秀太
絶対に、あれだ...
西島隆弘
西島隆弘
あれ、ってなんだよ秀太
末吉秀太
末吉秀太
余命。
日高光啓
日高光啓
まさか、嘘だろ!?
與真司郎
與真司郎
よ、余命...  
宇野実彩子
宇野実彩子
治らなかったって訳... ?
末吉秀太
末吉秀太
多分、な...
末吉秀太
末吉秀太
くそ!なんで...なんで...!!
ガチャ🚪
病院の担当医
...
與真司郎
與真司郎
先生、あなたは...
病院の担当医
余命が1年だと思われます...
骨の髄まで進行していて
非常に危険な状態です。
このままだと本当に危ないでしょう...
日高光啓
日高光啓
ふざけんな、よ...
病院の担当医
こ、こちらも治療法を試してみます。
なので病気との闘いになります...
あなた

わ、私...嫌だ...
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!

病院の担当医
...
浦田直也
浦田直也
あなたは、治らない...と?
西島隆弘
西島隆弘
うそだろ?
病院の担当医
その可能性も、あります。
あなた

私、皆と暮らしたい、行きたい。
ここから離れたい、... ...

末吉秀太
末吉秀太
あなた...
末吉秀太
末吉秀太
っこいつはもう死ぬんですか
病院の担当医
い、いえ...
病院の担当医
伸ばせると思います
末吉秀太
末吉秀太
伸ばせる、 ... !?
人の命を伸ばせるとか言っといて
治んなかったらどうなるんだよ !!
あなたの命の責任とれんのか?あ!?
與真司郎
與真司郎
秀太... 落ち着こうや
末吉秀太
末吉秀太
くそなんだよ!何もかも...
日高光啓
日高光啓
秀太...、もうここらにしとけ...
浦田直也
浦田直也
うん、病気は...しょうがない...
末吉秀太
末吉秀太
は!?
お前らあなたのこと見殺しにすんのかよ?
ありえねぇ、ありえねぇよ !
宇野実彩子
宇野実彩子
秀太...。
だからしょうがないって...
西島隆弘
西島隆弘
皆で支え会おう。
あなたから離れない。いいな?
與真司郎
與真司郎
おう、
末吉秀太
末吉秀太
(くそ...)
末吉秀太
末吉秀太
ごめん、頭冷やしてくるわ...
受付窓口の前
末吉秀太
末吉秀太
はぁ...
日高光啓
日高光啓
秀太、これ、飲め
末吉秀太
末吉秀太
ありがとう、...
日高光啓
日高光啓
俺も分かるよお前の気持ち。
だけど今俺らが先生に対して反抗してて、
その姿をあなたが見てたら力になれると思うか?
末吉秀太
末吉秀太
だけど...!
日高光啓
日高光啓
今は俺達にはあいつの病気を治せる技術もないし治せねぇ。だけどその他に出来ることだったら、励まし合うとかあいつにとっての残りの1年を幸せにしてあげようとか、そういうことなんじゃねえの
末吉秀太
末吉秀太
...あぁ
日高光啓
日高光啓
一緒にあいつのこと支えよう
病気のことなんて忘れるくらいに
末吉秀太
末吉秀太
そ、そうだよな。
ごめん。俺なんかがこんなんじゃあいつのこと支えられねぇよな
末吉秀太
末吉秀太
ありがとうな、日高
日高光啓
日高光啓
おう

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