「やばくね?この写メ!?」
「ダハハハハハハハ!!!」
「やばい!!やーばいっ。逆にやばい」
某ある帰宅中の電車内にて
周りから白い目で見られてんの気づかないのかな?つか最後の奴やばいしか言ってねぇし
一緒に帰宅していたヒナと声が被る。
「「「あ?」」」
顔をぐっと近付けると、
「うっ」
とたじろいだ。(チョロいな←)
すると馬鹿三人は赤面しながら体を端に寄せた。かわいいと呟いたのを私は見逃さなかったぞモブ。
「まぁわざわざすみません。」
えこっちの世界の私凄い……(←元の世界で期末テスト四位だった人)
花垣の世界一の不良になるだかヒーローになるだかっつーやつかな?
とヒナは立ち上がった。
電車から降りた後
ヒナの部屋に入れるってご褒美……これで明日も生きられる……
橘家にて、ヒナの部屋
と私の頬をつねる。
橘母「ごめんねー急だから何もなくて。ヒナが初めて彼氏連れてきたのに」
橘母「あらヒナはそれを承知してるんでしょ?だったらいいわ!!こんな可愛いんだし!」
お母様綺麗……
そこからお勉強会が始まり、
まーちょっと制御が必要になるかもなーなんてぼやいていると
この世界線の私ってどんななんだろ…
まー異能力とか血鬼術とか使ってるからね!
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ
ドォォン
屋上にて
そこには沢山の火華が豪声と共に咲いていた。
ヒナはフェンスを掴み、嘆願の声を漏らした。
やばい。すんごい、
ずっとここに居たいなぁ。でも、
戻らなきゃ。そうして私は“ナオト”の手を握った。
ドクンッ
帰ってきちゃった?と怪訝そうな顔をするナオト。しかしその顔は一瞬にして歓喜の表情に変わり、
なんやかんやあって落ち着いた←
え原作とちがくね?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。