第3話

二。
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2019/08/25 05:20

そ「っ…誰だ……!」

?「そんなに警戒しないでよ。てか、それはこっちのセリフ。」
白い髪の男が言う。
ま「…ここは、何処なんですか……?」

?「…は?"自分達"で侵入しといて何言ってんだ?」

そ「俺達は、気が付いたらここにいたんだ。」

?「…気が付いたら、ねぇ……。」
まさか……と男が呟く。
マシロ「俺はマシロ。……まぁ、"別世界"へようこそ?どっかの世界から来た"人間"さん。」
見る限り、悪い男ではなさそうだ。
マシロ「ここに居てもなんもないから、取り敢えず"移動"しようぜ。」

そ「…いいのか?」

マシロ「ここで死にたくねぇだろ?」

ま「……ありがとう、ございます。」

マシロ「あと"敬語"やめろ。俺の"仲間"にくそうるせぇ奴がいるからよ。」

そ「分かった。」

マシロ「じゃあ行くぞ。」
マシロが空中に手をあてると、人が通れるくらいの"通り道"が開く。
マシロ「ここを通れば、普段俺が暮らしている所につく。そこがお前らの一番安全な場所になるだろう。」

ま「!じゃあ……!」

マシロ「あぁ。ひとまず"ここから"は出られる。元の世界へはまだ無理だけどな。」

そ「…案内してくれ、マシロ。」

マシロ「最初からそのつもり。…俺から離れるなよ?人間。」



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