ま「能、力…。」
能力って…この人達が?
確かに僕はさっき"能力"と思われるものを見た。
でも、実際にこの人達がその"能力"を使うと思うと、正直信じられない。
レン「俺達は"死者"を殺す"仕事"がある。」
そ「…ころ、す……?」
レン「あぁ。"殺す"仕事だ。______"人"を、な?」
ま「っ……!」
不気味な笑みを浮かべるレン。
それを見た、そらるとまふまふはゾクッ…!とする。
マシロ「そんな世界にきちまったんだよ、お前らは。何らかの影響でな。」
ま「…そ、そんなの………」
そ「…………」
言葉を失う。
もしかしたら、"殺される"かもしれない。
そんな"恐怖"が襲いかかった。
モモ「それを"待機れるか"がお前らの"勝負"だ。…安心しろ、俺達はお前らを斬ったりなんかしない。」
マシロ「そうですね。先輩の言う通りです。」
レン「モモが言うなら別に斬らねぇけど。」
モモにギュッとくっつくマシロとレン。
仲がいいんだなと感じた。
ま「…三人とも、仲、いいんだね。」
まふまふがほほ笑む。
そ「拾われたのがマシロ達でちょっと安心したよ。」
続けてそらるが言う。
モモ「へぇ、普通に笑えるじゃん。」
ま「わ、笑う事くらいできます!」
マシロ「はい、敬語おつ。」
ま「あ……。」
思わず口をおさえる。
そ「そう言えば、"三人の関係"ってなんなんだ?」
レン「聞きたい?」
マシロ「この際だから言っても"問題ない"か……。」
モモ「ちょ、おい!それだけは______」
モモに目もくれず、二人はこういった。
「「俺とモモ/先輩/の関係は、"恋人"だ/です♡♡」」
改めて静かになる。
そらるとまふまふは目を開いて_____
ま「…え、"恋人"って……えぇ!?」
そ「ちょ、ちょっと待ってくれ…予想外で頭が混乱する。。。」
ふいにレンがモモにキスをする。
マシロ「!?おい!!!何勝手に先輩にキスしてんだ!!」
レン「お前がよそ見してるからだろ。言っとくけど、俺のモモだから。」
マシロ「んだと!?もう1回言ってみろ!!この約立たず!!!」
モモは少し顔を赤くしている。
恥ずかしそうにこちらを見ていた。
モモ「…っ……あぁもう!!さっさとお前ら"仕事"して来い!!!!」
そう言って、モモはマシロとレンを追い出したのであった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。