中島side
ぴーぽーぴーぽー
振付師さんが救急車を呼んでくれてあっという間に来た救急車
というよりも、俺がただただ目の前に起きてる状況に唖然としてたら過ぎただけだけど
佐藤「風磨くん、どーしちゃったのかな」
病院へ向かうマネの車の中で勝利が呟く
まり「風磨くん、死んじゃわないよね」
松島「そんなん風磨くんだもん」
「大丈夫だよ」
「あいつだもんな」
あんな状況初めてだから皆焦ってる
だから菊池なら大丈夫と言い聞かせる
まね「着いたよ」
その言葉に俺たちは車を飛び出し院内へと入っていった
看護師「こちらです」
俺たちを待っていてくれた看護師さんに連れられて菊池の病室へ
看護師「こちらの病室になります」
「ありがとうございます」
"がらがらっ"
まり「風磨くん寝てるね」
看護師「もう少しで目を覚まされると思います」
松島「良かった、、、」
看護師「じゃあ私はこれで」
佐藤「ありがとうございました」
一通りの説明をしてもらって俺たちはベット周りの椅子に座った
佐藤「肺気胸だったんだね」
「うん、びっくりだよ」
あの咳とか肺を抑える仕草とか全てはその肺気胸だったんだ
幸いにも菊池は安静にしてれば治るらしく暫くの通院でいいって
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!