渡辺side
涼太がトイレに行って30分ほど
なかなか帰ってこなくて、みんな心配な表情
ラウール「お腹、壊してんのかなぁ」
佐久間「帰っちゃったとか?」
阿部「だてさんに限ってそんなことある?」
向井「荷物もあるしなぁ」
目黒「やっぱ腹痛いのかな」
俺、知ってんだよ
「腹さすってたから腹痛いんだと思う」
岩本「え、なにみてたの」
深澤「翔太、じーっと見つめてたよね」
「っしょーがねーだろ!心配だったんだよ!」
阿部「うーわ、ゆり組ジャスティス」
ラウール「しょっぴーかっこいいね!」
「うっせ!」
目黒「うわ、照れてる」
「照れてねー!」
年下組のいじりに答えつつ、あいつのいるトイレへと足を進めた
「あ、いた」
楽屋から一番近いトイレのベンチに座ってる幼馴染
「涼太!」
お腹をぎゅっと抑え、前屈みになってる涼太
一回呼んだだけじゃ気がつかなくって、何回も呼ぶ
「りょーた!涼太!」
宮舘「しょーた」
よほど痛いのか涙目で俺のことを見る幼馴染
腹痛いことを知ってるのを聞いたらキョトン顔
「楽屋、行こっか」
泣き出しちゃったりしたけど、結局は楽屋が一番落ち着くと思うから、楽屋へと誘導する
宮舘「んった、、、」
時々唸っちゃうから、波が来てんのかなって
少しばかりその場に止まることを繰り返して、やっと着いた楽屋
お前のことみんな待ってんぞって言ったら、少し微笑んだけど、その裏には少し悲しい顔してるよ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!