中島side
「うぅ、頭いた」
数日前から朝起きるたびに感じる頭の痛み
原因というものははっきり分かってないけど、多分、寝不足
ここ最近、仕事が沢山あったから寝れる暇もなかったからその疲れかな
「くすり、」
そして、俺が今手放せないものが頭痛薬
ここ3日間くらいはずっと頼りにしてるもの
「っはぁ頭いってぇ」
ゆっくりと痛くなっていく頭の痛みに怒りを覚えながらもやることはやる性格だから準備もきっちりと
「っし、これでいっか」
最近は荷物を準備する時間を睡眠時間に割り当てるようにしてるから毎回おんなじ中身
その方が便利というか効率いいし
まり「健人くんおはよ!」
「……」
まねの車に乗り込めば、挨拶を交わしてくれるマリウス
でもなんか、頭痛すぎて、、、というか最近続いている痛みに苛立ちが隠せなくって何も返さずにスマホを弄る
まり「健人、、くん?」
「ごめんけど黙ってて、、、」
あぁ何やってんだ俺
年下、、しかも最年少相手に
まり「ごめんっ」
俺がダントツで悪いのに謝らせちゃったし
そんなこんな考えてるうちに次第に重くなる瞼
ちょっと寝よっかな、、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。