中島side
すぐ近くのスタジオで、仕事が終わったばかりの俺
まねが、すぐ近くに菊池もいるっていってたから、様子でも見に行こうかなと、菊池の楽屋へ
広いスタジオで普段俺たちはここを使わないから、より訳わかんなくなる
まじ迷路じゃん
「あ、あった」
曲がり角を何度も曲がったり、案内の看板で確認してやっと見つけた菊池の楽屋
あいつ、もう仕事は終わってるらしいから、久しぶりに飲みの誘いをしようかなと
「よっ!きk…おい!」
椅子から落っこちたのか、椅子が倒れ、机もガッと前に出ている
「おい!菊池!おい!」
スタッフ「大丈夫ですか?」
「救急車!救急車呼んでください!」
スタッフ「あ、はい!」
「おい、お前どーしたんだよ、、、」
若干だけど、手先が冷たい気がして、たまたま持ってたカイロであっためる
「お前、死ぬなよ!」
何が原因でこうなったのか分からないけど、ただ菊池が消えてしまいそうで、必死に声をかける
「おい!しっかりしろよ!」
やっていいのかは分からないけど、顔をベチベチと叩き、何としてでも、意識が戻るようにと必死に、刺激を与える
救急隊員「救急車到着しました」
「一緒に乗車してください」
「あ、わかりました、、、」
俺は運ばれていくシンメの後を追った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!