第20話

過去
224
2021/03/14 06:35
捏造パロ
トンボ
俺とあなたは孤児で、チビクロとスイカ頭とは違う親方の弟子だった
俺らも旅する武芸団で、厳しい指導で怖かったけどとても優しかった
親方
あなた、お前の歌声には人を魅了するぐらいの力がある
だから自信を持って歌いなさい
はい!
親方
そしてトンボ
お前ももっと凄い技が出来るようになるはずだから
辛いかもしれないが、耐えてくれ
トンボ
はい!
やったねトンボ!
トンボ
あなたも良かったな!
俺ら以外にもいたから、恨むやつもいた
けど、あなたと親方と一緒ならきっと上手くいくと思っていた
夜、親方に特別レッスンを受けている時だった
親方
もっとあなたは喉を空けなさい
トンボ、手が止まってるぞ
2人「はい!」
【ボイトレしてる】
??【肩を掴む】
誰…?【後ろを見る】
【叫ぶ】
トンボ
あなた!
親方
あなた!
親方!トンボ!
助けて!
トンボ
あなたを離せ!【殴ったりする】
親方
このっ!【何とかする】
キョンシー
【離す】
【咳き込む】
トンボ
あなた!
大丈夫か?
親方
お前ら!
早く逃げなさい!
で、でも!
親方
良いから早く!
キョンシー
【噛む】
親方
うっあぁ…
2人「親方!」
親方
トンボ…これを……【御札を渡す】
トンボ
【貰う】
親方
キョンシーに……それを……っ…
親方!
やだよ!親方!
トンボ
この野郎!!【蹴って、御札を貼る】
キョンシー
【止まる】
親方!親方(泣)
トンボ
親方!
嫌です!僕らを置いて行かないでください…

親方は死体安置所(テンテンのとこ)に連れて行かれた
弟子1「お前らが夜にするから」
弟子2「お前の歌声のせいで、キョンシーが来たんだ」
弟子3「お前のその汚い歌声で」
トンボ
お前!【叩く】
あなたのこと悪く言ったら許さねぇぞ
あなたは何も悪くねぇよ!
っ…ごめんなさい…ごめんなさい…
あれから、一時期あなたは発声するのも怖くなり
あの日と言われた言葉をフラッシュバックして、気絶する事も多かった
とにかく自分を責めていた
行く場所も無くなった俺ら2人は金おじいさんの所に行くことになった
テンテン
あなた、大丈夫?
………ごめんなさい…
テンテン
貴方は悪くないわ
大丈夫よ
スイカ頭
ずっとあの感じなのか?
トンボ
…あぁ…前は凄く明るい性格だったんだけどな…
ごめんなさいっ…
テンテン
大丈夫よ
自分を責めなくていいのよ
【抱きしめる】
デッパ
俺らにはどうする事も出来ないな…
ちびトラ
トンボ
お前、あなたの事1番理解出来るだろ
近くにいてやれ
トンボ
うん
………
テンテン
また気絶しちゃった…可哀想に…
チビクロ
ほら、行けよ
トンボ
テンテン、俺が部屋に運ぶよ
テンテン
そう?
ありがとう
トンボ
【お姫様抱っこで部屋に行く】
チビクロ
テンテン、あなたとトンボの親方はどうなるの?
テンテン
早く埋葬しないと凶暴キョンシーになってしまうから、1週間後には埋葬しないといけないわ
1週間後
【親方が埋葬される】
2人「親方!(泣)」【親方のところに行こうとする】
テンテン
あなた、トンボやめなさい!
【あなたを捕まえる】
スイカ頭
お前らも埋まってしまうぞ!
【トンボを捕まえる】
ごめんなさいっ…あの日、あの日私も練習したいだなんて言ってごめんなさいっ…!
トンボ
弱くて…ごめんなさいっ…
元々、俺が特訓したいなんて言わなかったら
親方はこうならなかったのに…
金おじいさん
落ち着きなさい2人とも
親方は2人に恨みなど何も持っておらん
2人「親方…」
あれから、俺はもっと強くなるために金おじいさんにカンフーを教えてもらった
あなたは…ずっと歌ってないのかと思っていた


けど
愛する人よ
僕にも大事な人ができたよ
聞こえてる?
不器用だけど 優しい人です

愛する人よ 見ててください
久々に君の綺麗な歌声を聴けて安心したよ

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