第50話

最終話
3,071
2019/11/14 09:11


松山side




























少し肌寒い風が吹く3月


学校の前には生徒がわらわらとたくさんいる


その人達の中には、



























あの5人の姿が。
























もちろん周りには人だかりができてて


その中に入って行く勇気もなく


歩道で様子を眺めてた

















もう忘れちゃったかな?


もう1年以上前のことだもん


忘れられててもおかしくはない


なんで、悪かったのは僕なのに


分かってたはずなのに


そう考えると苦しくなるんだろう






















時間も経ったしそろそろ帰ろうかな


まだまだ帰る様子はないし


なんて思って歩き出した



















西畑「松山!!!!!!」


大西「莉音くん!!!!!!!」


道枝「莉音!!!!!!!!」


長尾「りおぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!」


高橋「莉音!!!!!」


『また会えたね』


大西「ばかばかばかぁぁ!!!」


『流星くんなんで!!!』


道枝「ずっと待ってたで!!!!」


高橋「どこいってたん?」


長尾「人間になれた?ねぇなれた?」


『質問多いわ!笑 人間になったよ、僕』


西畑「松山、、」


『ごめん、』


西畑「おかえり」(ぎゅっ)


『ただいま』


『みんな覚えてたんだね、忘れたかと思った』


大西「忘れるわけないやろ!」


長尾「みんなで待っとったんやから」


道枝「莉音いなくなってからすごい暗かったんやで!」


高橋「また通うやろ?学校」


『もちろん!!』


西畑「俺ら、このまま付属の大学行くから」


大西「また一緒って訳」


高橋「だからこの6人で過ごそうや」


『うん!』



















よかった、忘れられてなかった


また6人で一緒に居れるんだ


待っててくれてありがとう



























最初は月組なんて入りたくなかった


それから色々あったけど


なんだかんだで全員と分かり合えた






















もう嫌だなんて思わないよ


この6人が最強だって感じたから



















月組はいやだ!


2019.11.14 END.


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