智side…
今日、俺は1人で病院に来た。
松潤に、みずきを頼んで…
みずきの担当の医者に会うために…
みずきの為に出来る事をしてやりたい。その為には、現実から目を背けちゃいけない…
担当の医者は…
これからも、今のような、症状が出る。体調の良い時と悪い時…
ただ、熱が出たり、食欲不振になったりする。
ただ今すぐ生死に関わるような状態ではなく、この状態が続くと…
俺は、みずきが、やりたい事をしてやりたいと思った。出来る限り…
みんなにも、話しなきゃ!と思いながら家に帰った…
私は部屋に戻って着替えた。
潤side…
リーダーは病院に行って来た。みずきは、それを知らない。
病院から帰って来てから、リーダーは思い詰めたような感じがした。
何かを伝えようとしていた…
ただ分かるのは、リーダーは、本当に、みずきが大切なんだって事…
羨ましいような、悲しいような…そんな思いだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。