私と智は、みんなに見送られて家を出た。
しばらく歩いていたら
そう言って智は私の手を引いて中に入った。中に居たのは牧師さん…
私は、牧師さんに連れられてチャペルの控え室へと連れて行かれた。
牧師さんは、私に…
『中に入って、着替えて下さい』そう言った…私は訳が解らないまま中に入ったら、目の前には、智のカラー色のウエディングドレスがあった。
何とか着替えて控え室を出たら、待っていたのは翔ちゃんだった。
私は、翔ちゃんにエスコートされてヴァージンロードを歩く事になった…
扉が開く…
目の前には、タキシード姿の智…
列席者は、嵐のメンバー…
私は泣く事しか出来ない…
そんな翔ちゃんの言葉が、優しい音色に聞こえた…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!