可不
じゃ、ルール説明〜♫
可不
此処にいる皆んなは♪
これから鬼から逃げれば良いんだ♪
三枝明那
…それだけぇ!?
可不
うん♫
可不
あ、それと、逃げながら鬼を倒してね♫
三枝明那
え…た,倒す…?逃げてればゴールがあるからそれを目指すとかじゃなくて…?
可不
うん!♫逃げながら鬼を倒して欲しいな♬
鬼は何体いたっけな〜♬まぁ、強い奴もいた気がするなぁ♩
レン
……そ、そんなに、居るのっ…?
リン
こ、わい……やだよ…っ…!
リン
鬼さんに捕まっちゃったらそのまま…き、…っ…消えちゃうの…っ…?
可不
いやぁ〜?消えないよ〜♪鬼に捕まっても、ちょっとすれば元に戻るよ〜♪
可不
でも、やられすぎたら消えちゃうかもね♪
メイコ
っ…アンタねぇ……
可不
…ワタシにとっては、さ…貴方なんてどうでもいいの♪今直ぐ存在を消すことだってできるよ〜♫
ルカ
メイコ…ダメよ……抑えて…!
メイコ
っ…!
可不
鬼を倒す武器とかは、なんでもOK♫
置いてあったものでも、奪ったものでもなんだって良いよ♫
可不
ご飯とかは時間になったら此処に戻ってくればあるからねぇ〜♫ここに鬼はこれない様にしてあるから安心しなよ♪
可不
それじゃあ♬行ってらっしゃ〜い♬
三枝明那
ぇ…ちょっ…!う、浮いてるぅっ!?
可不
だってこうでもしなきゃ♬貴方たち扉開けてくれないでしょ〜♪だから、強制的にいかせま〜す♫んふふっ♪
可不
楽しみだねぇ♩明那くん…♩
三枝明那
…ヒュッ……
さっきまでも不気味で怖かった可不の空気が更に恐くなった気がした。ねぇ、もう俺戻れないのかな。不破っちや愛園さん達の顔ももう見られないのかな
何処で、間違えたんだろ
三枝明那
ぶはっ…!あ、っ…扉……
ミク
明那……もう,ダメだよ…扉、開かない
三枝明那
そ、んな…
ミク
こっち側から開けるんだったら“鍵“が必要みたい…
三枝明那
鍵…
ルカ
取り敢えず、鍵を見つけるためには手分けして探しましょう
メイコ
そうね…
メイコ
じゃあ、私と、ルカ、リン、レンは奥の方へ進むから、明那とミク、カイトはそっちの方をお願い
ミク
わかった…気をつけてね…
リン
うん…ミク達もね…
ミッション1
広場に戻るための鍵を探せ
三枝明那
んー……ない!!
ミク
私の方も、ダメ…
ミク
カイトはどう?
カイト
…あそこに光っているものがある
三枝明那
あれが鍵…?でも高くて届かない…カイトでも届かなさそうだし…
三枝明那
カイト、肩車して
カイト
おい待て。何故そうなる
三枝明那
だってこの辺の箒とか埃被っててちょっと触りたくないんだもん
カイト
我が儘言うな
三枝明那
…確かカイトってアイス好きなんだよね
カイト
……
三枝明那
ゲームマスターに俺が頼めばワンチャンいけるかもなぁ…あのゲーマス、それくらいはやってくれそうだしぃ…?俺がお願いすればさ…?
カイト
…約束だからな
三枝明那
おっし!
三枝明那
ん〜……もうちょい左行ってぇ…そうそう!
…あともうちょっと…よし!!掴めた!
三枝明那
ありがとうカイト!
カイト
…別に
ミク
後はこれを、リン達の所に持って行くだけ…!
三枝明那
メイコさん!ルカさん!リンちゃん、レンくん!
三枝明那
鍵見つかりましたよ〜!
レン
やったね!これで広場に行ける!
レン
ありがとう!明那!カイト!ミク!
三枝明那
………ちょっとさ、レンくん
レン
ん?何〜?
三枝明那
俺のこと、『お兄ちゃん』って言ってくれない?
ミク
…明那……
メイコ
コラ、明那…
ルカ
ふふっ…明那くんはショタコンだったのね
三枝明那
それは違いますよルカさん。俺は言うなればOB。で、レンくん、お兄ちゃんって言ってくれない?
レン
え、えぇと…明那…お兄ちゃん…?
三枝明那
……ありがとう…あれ、鼻血が止まらない
リン
うわぁ!?テッシュ!!
三枝明那
あ、ありがとうリンちゃん…
カイト
はぁ……早く進むぞ
三枝明那
んぁーい…
?
_____ぅ_____
三枝明那
…?
メイコ
…声?
ルカ
しっ…!少し聞いてみましょう
…………何言ってるのか全然わからない。人が喋ってないみたい
三枝明那
…まさか…!
鬼
荳画椌譏朱ぅ!!!
リン
ヒッ!や、やだぁ…っ…!
カイト
…っ!おい。お前!何をしてる、早く走れ!
リン
そんな、の…っ!無理ぃ…っ!動かなっ…
カイト
…クソっ…!
カイト
いいか?しっかり掴まれよ…
リン
…ありが…っ…とぉ…!
ルカ
あら、カイト。貴方以外と…
三枝明那
え、カイトってロリコンだったの?
メイコ
ちょっと2人とも!今はそんなこと話してる場合じゃないでしょう!?
レン
まずは、あの鬼巻かなきゃ…っ!
ミク
あ、あそこ!あそこの部屋、扉が開いてるよ…みんな…急ごう
ガチャンッ……
レン
はぁ〜…………怖かったよぉ…
メイコ
なんとか逃げ切れたのかしら…?
リン
かいとぉ〜…っ…!ありや…ぁ…とぉ…っ!
カイト
おいっ…!抱きつくな…!
ルカ
ふふっ…良いじゃない少しくらい
メイコ
そうよ!貴方はリンにとって助けてくれた恩人でもあるんだから
カイト
……
三枝明那
人助けってさ、そんなに悪い気はしないでしょ?
カイト
……まぁ…
三枝明那
……ツンデレ〜
レン
さっきから思ってたけど明那って凄いよね!
このカイトとすぐに仲良くできてさ!判断もすぐにできるし、耳もいいし…
三枝明那
えっへへへ〜……ありがとう〜♬レンきゅんも可愛いよ〜♡
カイト
…仲良くなんか……はぁ…
メイコ
諦めなさいカイト
ルカ
…明那にレンを見せてはいけないようね
三枝明那
そんな事ないですよ。何度も言いますが俺はOB。OBなんですよ!
リン
絶対嘘だよ…
ミク
あの、さっきの鬼…何言ってたんだろう……
ルカ
確かに、何を言ってるのか分からなかったわ…
三枝明那
……はぁ〜…もう訳わかんないよ…
メイコ
そうね…まずはアレを巻けたか確認しましょう…私が確認してくるわ。皆んな此処にいてね
メイコ
鬼はもういなかったわ。巻けたみたいね
リン
良かった…
ルカ
あ、これ、もう一つの鍵じゃない?
三枝明那
すごい急ですね…
ルカ
だって今気づいたんだもの
ミク
でも、この鍵、あの広場の鍵と形が違う…
レン
じゃあこの鍵って…?
三枝明那
多分他の部屋の鍵だね……この部屋に逃げ込みに来る途中の部屋に1つだけ、扉が壊れてなくて…綺麗な扉があったから、多分それかも…
メイコ
…や、良くそこまで見れたわね……?
三枝明那
まぁ…逃げてる時、他に近い部屋も少し見ながらだったので…
三枝明那
でも、いくら見ても扉が破られてたり壊れてたり使えなさそうなのばっかりなんですよ?そりゃ、そんな中綺麗な扉があったら覚えてますって〜…
カイト
…とにかく、また鬼に遭遇する前に早く行くぞ
リン
うん…
ルカ
開けるわよ〜…?全員いるわよね?
カイト
…居るから早く開けろ
ガチャッ……
三枝明那
…な、に…ぃ……こ、れ…
そう音を立てて扉が開いた音がした、扉の向こう側の光景に俺は目を見開いた
わ!!!
はぁい!!どうでしたでしょうか⁉️2話の『ショタ』でございます❗️❗️
わ!!!
んやぁ〜…最初は『開始』とかなんかカッコいいのつけようとしたんすけどね…(^◇^;)
本文書いてるうちに、明那さんの『れんきゅん♡』が面白くなってきてしまいましてww☺︎☺︎
わ!!!
それでは、また次回の話でお会いしましょう!!!
いいねして作者を応援しましょう!
続きはまだありません
アプリなら
お気に入り作品の更新をPush通知で受け取ることができます!
コンテスト受賞作品
もっと見るmeiyoオーディオドラマ&主題歌 原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見る![チャレンジ作家案内ページへ](https://storage.googleapis.com/prcmnovel-tokyo-prod-official/banner/challenge-stop.png)
チャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
消えない世界を、2人で。
余命宣告を受けた幼馴染に。 _何も出来ないと嘆く青年の、期間限定の恋物語。 ***** 〈作者から〉 ふとした瞬間、皆様の読み返したくなる一作になりたい。 『今を生きれる幸せ』を、 この作品を通して感じて頂けたら嬉しいです。
- 青春・学園
余命3ヶ月しか生きられない私を、キミはまだ知らない
窓際の斜め後ろに座るキミ。 アナタはいつも、何を考えてるの? 笑顔が消えたあの日から アナタの目には今何が映っているのでしょう。 これは、余命3ヶ月の私と、何も知らないキミとの3ヶ月間の物語。
- 青春・学園
なんでも探偵部!
校庭の草むしりから人探しなどなど、困っている人たちに手を差し伸べる、すーんばらしい部活動「なんでも探偵部」 だがしかし、部室へと相談にやってくる生徒は全くと言っていいほどおらず...。さらにさらに、新入生獲得のために体育館で盛大に部活紹介をしたのに、だーーれも来る気配がない部室。 この状況に危機感を感じた3年生の部長、関 幸(かかわり ゆき)は、一人で部員探しへと飛び出していく。 あまり部活動にやる気を感じられない男、2年生の間宮 傑(まみや すぐる)は、うるさいのが居なくなったついでに帰ろうとすると...とっても可愛い女の子が部室へとやってきたではないか!! バカバカしい高校生たちがお送りする、笑って、恋して、時々泣ける?ドタバタ青春物語!! イラスト:きとまるまる
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。