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2021/07/23

第2話

ふりだしへ
真とは古い付き合いだ。
古の時代から共に暮らしていた。
半分妖怪の王族の血が流れている僕と、
半分神の血が流れている真。
似たような境遇の僕らは、すぐに仲良くなれた。
でも、ある日。
真が封印されたしまった。
聞けば、真を悪い妖怪だと勘違いしてしまった巫女が、真と闘って命を落としたものの、やっとの思いで封印したらしい。
そいつは賞賛されて、真は悪しき妖怪だと罵られた。
なにが、英雄だ。僕の全てを奪っておいて。
僕は真と共に眠る道を選んだ。
真の封印が解けたときに、この封印も解けるようにして、自分自身を封印した。
それから長い年月が立った。
あの巫女の子孫が、真の封印を解いたのだ。
自分の封印が解けたことが、何よりの証明だった。
目覚めた時には、1000年も時が経っていた。
見るもの全てが変わっていて、わかっていたけど困惑した。
それでも。
それでも、真が居るなら___なんだっていい。
それから、僕は急いで真を探した。
封印された場所には居なかったから、封印を解いた奴の近くに居ると踏んだ。
その予測は的中していた。
真は封印を解いた奴__明原向日葵と、向日葵の祖母と暮らしていた。
ここまで来ればもう容易い。
僕は早速彼らと同じ学校へ入学し、真との接触を計った。
本当は向日葵の家に行ってもよかったが、何も知らない人に説明するのは面倒だからやめた。
僕は転校生として入学した。
明原向日葵
明原向日葵
初めまして!僕、明原向日葵。君の席はあそこのハーフアップの人の隣だよ。
杉村雅幸
杉村雅幸
ん、ありがとう。
やっと真に会える。そう思ってた。
でも。
幸雅真
幸雅真
初めまして、俺は幸雅真。よろしくな!
杉村雅幸
杉村雅幸
あ、うん初めまして。よろしく。
杉村雅幸
杉村雅幸
(初めまして…。)
杉村雅幸
杉村雅幸
(もしかして)
あの後、色々探った。
それでも結論は変わらない。
強いて言うなら不確定な『予測』が『確信』に変わったことぐらいしか変わらない。
真は、封印されるより前の記憶を失っていた。
俺たちの関係は、ふりだしに戻ってしまったのだ。