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第2話

第2話
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2021/04/19 09:45
私の名前は「あなたの名字 あなたの下の名前」、みんなからは「あなたのあだ名」って呼ばれてる。
(なまえ)
あなた
あ〜今日もころんくんかっこいい……
(なまえ)
あなた
はぁ……ころんくんがいつの間にか私の部屋にいたらなぁ……。
(なまえ)
あなた
なんて、そんなことあるわけないんだけどね‪w
私は画面越しにいる推しを眺めながら独り言をつぶやく。

そして近くに置いてあった時計を見た。
(なまえ)
あなた
やばっ!もうこんな時間……
(なまえ)
あなた
バイトに遅れちゃう!!!
そして素早くスマホの電源を切りバッグに突っ込んだ。

玄関の扉を勢いよく開けて家を飛び出す。
いけないいけない。

推しのとこ考えてるとすぐ時間を忘れちゃうんだから。





そんな調子でバイトが終わった。
(なまえ)
あなた
はぁ、疲れたぁ……!
(なまえ)
あなた
ただいま……っ
私は誰もいないはずの家でそう呟く。

ここで推しが「おかえり」とか笑顔で言ってくれたら元気になるのになぁ。

そんな妄想をしてた時だった。
青八木 ころん
青八木 ころん
おかえり!
(なまえ)
あなた
確かに聞こえた。

推しの声が。

どういうこと?

私はただのリスナーで……なんの関係もないごく普通の女の子だったはずなのに……
青八木 ころん
青八木 ころん
バイト?お疲れ様!夜ご飯何にする?
青八木 ころん
青八木 ころん
バナナ?それともチョコバナナ?
自分でも笑いながら言っている推しが可愛すぎる。

いやいや!

そんなことはどうでもいい。

なんでここにあなたが────
(なまえ)
あなた
なんでここにころんくんが……
青八木 ころん
青八木 ころん
なんかねぇ、この家の近くでお腹がすいて倒れちゃって‪w
青八木 ころん
青八木 ころん
そしたら近くにバナナが落ちてたから食べてたら君の家の二階の窓から僕のグッズが見えてさ
青八木 ころん
青八木 ころん
せっかくなら驚かしちゃお‪〜って思って!
青八木 ころん
青八木 ころん
ついでにバナナ食べさせてくれたお礼にオムライスでも作ってあげよかなってさ。
青八木 ころん
青八木 ころん
ちょうどドア空いてたから入っちゃった☆
※不法侵入、ダメ、絶対
(なまえ)
あなた
へ、へぇ……
緊張しすぎて声が出ない……
青八木 ころん
青八木 ころん
あ、そうだ!名前は?
(なまえ)
あなた
えっと……あなたの名字 あなたの下の名前 です……
青八木 ころん
青八木 ころん
おっけ、あなたのあだ名 ね!
え、まって……なんで私普通に会話してるんだろ

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