第137話

拝啓~松村北斗~
1,818
2020/09/03 09:09
松村北斗へ

ほくほく北斗ッ♪
まずね、北斗、黙っててごめんなさい。
ちゃんと言うか迷った、でも、北斗を傷つけるのが嫌で、怖くて、言えなかった。
ほんとにごめんなさい。

私さ、北斗が結婚しようって言ってくれたとき、ほんとに時が止まったかと思った、
いずれ結婚したいなって思ってるのは私だけなんじゃないかなってすごく不安だった、
でも、北斗が結婚しようって言ってくれた時、めっちゃ嬉しかった、
ありがとう、

でも、結婚したのに死んじゃったら意味ないよね、
嘘も着いたし、こんな人嫌だよね、ごめんね、

結構前さ、北斗が、『またこういうことがあったら相談しろよな、』って、言ってくれたの覚えてる?
約束守れなくてごめんね、


それで、私の事忘れて!
北斗、きっと私の事覚えていたらズルズル引きずるでしょ?
だから、写真も、LINEも、私との思い出…全部捨てて!
北斗は私がいなくても大丈夫!
私がいなかったらいなかったで楽しい日々が遅れるかもよ?

あ〜、泣いちゃう、
ほんとはね、ホントは、ずっとずっと、辛かった、
北斗にも相談したかった、
でも、迷惑になるのが目に見えてて…
相談できなくて、
ずっとずっと溜め込んで、
やっぱり私って馬鹿だよね、
治療怠って病気が悪化して、
迷惑になるって、ファンの子が悲しむって、迷惑になるって、
こんなことしてた方が迷惑だよね、

あー、
北斗、今までありがとうございました。
大好きだったよ、
松村
「あなた…泣あなたあなた…泣泣 ごめん、泣気づいてやれなくてごめん泣…」
田中
「北斗…」






深澤
「次は、これだな。」
ふっかが出したのは、1枚のSDカードだった。

プリ小説オーディオドラマ