ピリリリリリ
松村
「もしもし……」
田中
「北斗?!」
松村
「何……。」
田中
「どうしたって、心配したいとこだけど、その様子だと知らないな…今すぐテレビつけろ!」
松村
「なんで…」
田中
「いいから早く!」
松村
「ったく。何をそんなに急いでるんだy………え?」
田中
「お前、知らされてなかっただろ、」
松村
「なぁ、樹…どうすればいい?」
田中
「は?帰ってくるんだろ?そんときに話せばいいだろ。」
松村
「いや、今日から少しだけ実家に帰るって、…この事だったんだ…」
田中
「今、SnowMan全員があなたの元に行ってる。とりあえずお前は俺のとこに来い。SixTONES全員来るように言ってある。」
松村
「おう、…」
田中
「じゃあな、待ってるぞ。」
松村
「わかった…」
ほら、何も出来ない。
最悪な男だな。
田中家
ピーンポーン
田中
「北斗。。早く入れ」
松村
「おう…」
ガチャッ
田中
「北斗来たぞ。」
SixTONES
「………」
髙地
「北斗、お前は悪くないから」
北斗
「おう…」
慎太郎
「元気だせって!もう会えなくなるわけじゃないんだろ?笑」
北斗
「スマホを見せる」
京本
「え…」
北斗
「LINE、ブロックされた。多分みんなもされてるんじゃね?」
SixTONES
「スマホを見る」
ジェシー
「ほんとだ…」
ピリリリリリ
田中
「もしもし…」
渡辺
「樹?!あなたもういなかった、」
田中
「そうか、じゃあ、俺の家に来いよ。」
渡辺
「?わかった、」
ピーンポーン
田中
「はい、」
渡辺
「樹?どうした?」
田中
「後で話す…まぁ、上がれよ。」
渡辺
「お、おう…」
ガチャッ
SixTONES
「…………」
岩本
「みんなどうした?」
京本
「グスッ、、ごめんっ泣」
松村
「LINE見ればわかるよ、」
SnowMan
「スマホを見る」
SnowMan
「え……」
深澤
「待って、嘘でしょ…」
髙地
「全員から連絡先切ってどこいったんだよ…泣」
ラウール
「今度こそ、ほんとに消えちゃった…泣」
宮舘
「北斗は大丈夫なの?」
北斗
「フルフル」
阿部
「そうだよな…」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。