第35話

35話
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2021/07/10 12:55
あなたは行ってしまった。
寂しいのは確かだ。でもそれよりも
心が……暖かい…
あなたは俺の告白に答えてくれた。
待ってて欲しいって…。
頬が緩みっぱなしだ…
手を握っていた体温がまだしてて現実だって思わせてくれた。
天喰「……そろそろ帰らないと…。」
あなたの乗った飛行機が飛び立つのを見て、俺はタクシーを呼んだ。













































































寮に着くと、8時すぎていた。
中に入るとドタドタと音がして、なんだと思ったら
ミリオ達が出迎えてくれた。
天喰「ただい」 ねじれ「天喰くんどうだった??あなたちゃんからの答えはどうだった?!」
ミリオ「ちゃんと会えたかい?!伝えれたんだね?!」
天喰「え……ミリオ…波動さん…?」
光「ずっとソワソワしてましたよ。2人とも。」
ミリオと波動さんの後ろに宮谷さんは歩いて来た。
天喰「え…」
光「もちろん。ちゃんと告白してきたんですよね?」
笑みを浮かべてる宮谷さんは…
笑顔が怖い…。。。
天喰「………ちゃんと伝えれた…」
ミリオ「やったよ!環!俺は嬉しいよ!あの環が…!波動さんすごいよね?!」
ねじれ「うんうん良かったね〜!それでそれで答えはどうだったの?断られた?それともOKだった?」
天喰「…待ってて欲しいって…。」
光「…素直になったんだ…。良かった(ボソッ)」
ねじれ「それってOKなのかな??」
光「…今は恋愛ができるわけじゃないので…ただ"未来の候補"に入ったんじゃないですか?」
ミリオ「じゃあ環は…。振られてなかったのか…!」
良かったねと背中をバシバシ叩くミリオと喜んでる波動さん。そして安心そうにしてる宮谷さん。
光「やっと叶ったねあなたちゃん(ボソッ)」






























ミリオ「それにしてもどれぐらいに帰ってくるんだい?」
ねじれ「1年ぐらいかな?雄英に在籍してるなら大規模なインターンって感じ?」
光「いや…。多分雄英にはまだ在籍してますけど卒業後もアメリカにいると思いますよ。」
ねじれ「え?あなたちゃんの卒業式は?!」
光「雄英は自由だから大丈夫かと…。」
光「それよりも多分…1年じゃ帰ってくることは絶対ないと思いますよ。」
「「「え?」」」
光「スカウト受けた事務所は世界の中でも有名であなたちゃんは活動拠点をアメリカに進出した。つまりアメリカで1から活動を始めるんですから、1年なんかじゃ帰ってこないですよ。」
ねじれ「…天喰くんいつにあなたちゃんに会えるんだろ…??」
3人が俺の方に向いた。
光「……分かんないです。あなたちゃんが帰ってくる前に天喰さんが新しい人を見つけるかも…」
天喰「それはない…から…。あなたの事……す…」
す………………
3人が俺の方に向いていて俺はその先が言えない…。
好きって…
ミリオ「告白できたんだ!俺たちの前で言えるようになるまで頑張ろうね!」
ミリオ…慰めになってるのか…?
光「まぁもし他の人好きになったら天喰さんの事殴ります。」
ねじれ「私もー」
ミリオ「俺はそんなことしないと思うよね!」
だから…みんななんで俺が他の人見ないといけないんだ…!俺はあなた一筋なんだ…

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