第22話

22話
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2021/05/30 11:48
天喰視点
この場の誰もが彼女を見て聴いていた。
歌詞一つ一つに思いがこもっていてこの場の人はみんな笑顔だった。
衣装をまとっている君は…まるで…










































天使だ…

彼女は夏休み明けなのに汗かいて笑顔でいた。
彼女がここに来てできるようになった"個性"を使ってキラキラしていた。
飛んで歌ってる様子はただの高校生じゃなく大人びていた。
4分ぐらいのライブなのに…1曲だけのライブなのに
それでも俺にとっての価値は…言葉では表せなかった。
天喰「………綺麗だ…」
間奏に入って沢山の人に手をぶんぶん振っていて
俺も振ってみると君は気づいてくれて笑顔でピースをくれた。君の目は輝いていた。瞳は澄んでいてまるで宝石だ…
隣にいるミリオも壊理ちゃんも笑っていた。
誰でも笑顔にする彼女は…とても魅力的で綺麗だ。
でも…そこまで見せるために沢山の努力が積み重なったのを俺は見て知った。
だからこそ…誇らしいというか優越感があるというか…どうも言えない…
とにかく…気分がいい…最高に…
曲が終わってしまって俺は少し寂しく感じる
だが終わっても他の人達は満足そうに笑っていて
すごかったとか…楽しかったとかの言葉が聞こえる
そんな声を聞けて俺までもが嬉しいと思う。
終わったステージにお辞儀をしてステージ裏に行った君を眺めると
本当に一緒の寮にいることが…疑わしくなった。
ミリオ「すごかったね!環!壊理ちゃん!」
壊理「うん…!」
俺は頷いた。
ミリオ「環!ほら行ってきな!」
天喰「え…?ミリオ?」
壊理ちゃんを抱っこしながら俺の背中を押してきて俺は不審に思った。
ミリオ「水流さんに会ってきなって!すごかったって環言わないと!」
天喰「まだ終わったばっかだし…さすがに迷惑だ…」
ミリオ「水流さんならそんな事思わないって!ほーら!行ってきな!」
俺の背中を強引に押してきて壊理ちゃんとまたまわりに行ってしまった…
またもやボッチ…
彼女の所に行きたいもののやはり俺にはそんな根性はなくて…
その場に立ったままでいる…













































































































































あなた「いたいた!天喰さん!」
天喰「…………………………え?」
私服姿で帽子とメガネをかけている彼女がいた。
天喰「水流さん…?」
あなた「どうでした?ライブ??完全なサプラーイズ!光ちゃんにもこの事は話してなかったんですよ!」
まるでさっきまで違う世界の人だと思ってたのにこんなにも今は近い。
天喰「すごかった…!初ライブ見れて嬉しかった…」
あなた「よかったー…言った通りですよ??初ライブは招待しますって!」
ふふんとドヤ顔してる君は可愛い…
そして前言ったことも覚えていてくれたし…それを実現してくれたのか…
あなた「さーて!ほら天喰さん!お店回りますよ!」
天喰「え…?蒼空さんとは回らなくていいの?」
あなた「蒼空さんはもう回りました!次は天喰さんです!嫌ならねじれさんと回ります!」
天喰「回る…!」
あなた「そうこなくっちゃ!じゃあたこ焼き食べに行きましょ!」
俺の制服の裾を引っ張ってく君に鼻血が出そうになる…
それと…今なら聞ける気がする…
天喰「ねぇ…水流さんって蒼空さんの事好きなの?」

















































あなた「え?まぁ従兄弟なんで好きですよ?」












天喰「えぇ…?!」





















天喰「従兄弟…?」



















あなた「公表はしてないだけで従兄弟のお兄さんです。似てないですか?」
たこ焼きを食べながら話してる君に俺は困惑する…
従兄弟…
じゃあ好きってlikeの方の…
そう気づくとため息が出た…
あなた「どうしましたか?」
天喰「…なんでもない…」
あなた「まさか私が蒼空さんの事好きだと思いました?」
こういう時に勘が鋭くなるのはずるい…
あなた「ふふっ…安心したんですか?」
天喰「……あぁ…」
この際認めよう…
あなた「ふふっ…じゃあ天喰さんも蒼空さんみたいに名前呼びにでもします?」
天喰「え?」
あなた「嘘です!ここで責任2つ目のお願いをします!名前呼びとタメ口!ダメですか?」
名前呼び………いいのか…?
天喰「俺はいいけど…水流さんはいいのか…?」
あなた「嫌なら言いませんって!」
あなた「じゃあこれが2個目の責任を取ってもらいますね!"環"さん!」
天喰「あぁ…えっと…あなた…」
名前を呼んだだけなのに俺は死ぬほど暑くなった…
あなた「改めてよろしくね!環さん!」
天喰「うん…よろしく」
この時俺は3年間の体育祭で最も楽しく彼女と文化祭を回った…
でも彼女の食べる量に驚いた…蒼空さんと回ったのにたこ焼きやクレープ…わたあめ…焼きそば…
彼女の沢山食べてる所が見れて俺は嬉しかった…可愛い…



















作者です!
勉強辛くてプリ小説に現実逃避してきた…
でもさー!休日ってみんなどれくらい勉強するの?
私は多い時6時間ぐらい…でもさ、
私すごいバカだからさ…頭の容量悪すぎて…
300点ぐらいなんだが…
🥺
はぁ…辛い…
テスト終わったらね!投稿頻度あげていくから!楽しみにしてて欲しい!
もしかしたら…
ヒロアカの新シリーズを書こうとしてるかも?
この天喰くんのお話がお気に入り50いったら新シリーズを書く予定…!
じゃあ勉強してくる!
もちづき

プリ小説オーディオドラマ