天喰視点
夜に飛んでる所を見せてもらった後にリビングで少し話した。
あなた「私明日明後日曲作りでスタジオに籠らないとなんですよ…」
天喰「そっか………でも俺は楽しみだな…毎回いい曲だから…」
あなた「……………………そんな事言ってもネタバレできないんですよ…?」
あなた「そう言うのずるいです…」
天喰「そんなつもりは…」
あなた「嘘ですよ!www職業上言えない事の方が多いですけどね…」
関係者以外に今後の事は彼女に聞けない…
彼女は1人で先の事を考えていかなければならいのか……
あなた「でも天喰さんにも言えない事ありますよね…?ヒーローも隠さないといけない事いっぱいありそう…ヴィランにバレないよう情報を内密にするとか?」
天喰「まぁ…あるよ隠し事…」
あなた「やっぱり〜そういう事はどの職業もありますよね〜」
机に顔を置いて考えてる君は難しそうだった
俺は隠し事たくさんはない方だと思う…でも最近のインターンで死穢八斎會の調査は口外してはいけない事だった。
天喰「…水流さんは……隠し事いっぱいあるの…?」
すると君は
どこか切なそうな目をしていた気が俺にはした。
あなた「ありますよ…そりゃ…仕事でもプライベートでも…」
でもその切なそうな目はすぐに明るくなった
あなた「じゃあここで特別に天喰さんが私に聞きたいこと一つだけ包み隠さずに答えますよ!」
天喰「……え?」
一つだけ………彼女の事を知れる…聞きたいこと聞きたいこと…
天喰「…水流さんがどうしてこの仕事をしたの…?」
この質問はずっと彼女がされてこなかったものだった。だが聞いた後俺は後悔した
彼女は辛そうな表情をしていた…
だが答えてくれた
あなた「友達の夢だったんです……中学の時の…」
天喰「…友達の夢………?」
彼女はこくりと頷いてまた口を開いた。
あなた「その友達とは光ちゃんと同じぐらい仲良くてよく3人で遊んでました。」
ホットミルクを持ちながら話してくれてる君は寂しそうだった
あなた「もう1人の友達……事故で亡くなったんです…ヴィランの襲撃で…」
天喰「え…………」
俺は聞く質問を間違えた。そう思う。確信に変わった…
あなた「その亡くなった友達の夢が芸能関係の仕事がしたいってずっと言ってましたね…!」
笑いながら言ってるのに俺には辛そうにしか見えなかった
あなた「それで私がその子の夢を叶えたかったんです…」
天喰「…すまない………言いたくない事だっただろう……」
大切な友達が亡くなった話をして辛くないわけないだろう…
だが君は
あなた「私が事務所に入って今楽しいのは天喰さんのおかげですよ!だから謝らないでください!私は今この仕事をして後悔なんてした事ないです!」
俺は彼女の過去を知らなかった…それは仕方ない事かもしれない……でも…
俺は彼女の支えになりたい…
あなた「じゃあ私質問の回答したんですから!私と約束事をしてください!」
天喰「え……?約束?」
あなた「そうです!」
君は笑っていたが急に真剣な表情になった。
あなた「……天喰さんがどれだけ隠し事をしても私が聞く権利はないです…。でも私は天喰さんの後輩です。だから心配はさせないで…怪我しないでください………天喰さん…」
彼女は心配していたんだ…
こんな時間まで俺の事を待っていてくれて
彼女も自分の仕事で疲れてるのに…
なのに俺なんかの心配をしてくれていた…
あなた「ヒーローは怪我をよくすると聞きます…最悪死人も出るとも…」
あなた「だから怖いんです…これ以上友達が死んでしまうのは…もう……」
声が震えてるのが分かる………それだけ怖い思いしていたんだろう…
だが、君に俺は心配されないよう…強くなってみせる…
天喰「…大丈夫だよ…!俺は絶対いなくならないから…!絶対帰ってくるから…!」
そう言うと君は安心そうに笑って
俺と約束した。
作者!
ちなみにこのお話の書いた書いた時間は一時間半かかった…
ネタがありすぎて繋ぎを入れるのが難しかったー!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。