第16話

16話
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2021/05/14 12:21
彼女と約束してから次の日の夜
俺のスマホに着信が来ていた
そこには死穢八斎會の場所を見つけたという内容で俺は見た途端にリビングに向かった
すでに、ミリオは起きていてスマホを見ながら真剣な表情をしていた…
その後に眠そうにしている波動さんがリビングにやってきた
決行は明日の10時に突入すると連絡に書いてあり、もう1日もなく突入するのか…
彼女の約束はヒーローになる俺には守れないかもしれない…でもせめて…
俺なりに最善を尽くそう…
リビングにやってきたものの…波動さんやミリオはまた寝てしまった…俺も寝よ…明日頑張らないとだし…
だが俺は…水流さの約束をもっと深く考えるべきだったと知るのは……まだあとのことだった。








































































朝になってミリオと波動さんと俺は3人してインターンに行こうとしていた。
その行動に怪しく見ていた水流さんは何やら不安そうだった……
でも…彼女にはこの事は話せない…この事は口外してはいけない…
ねじれ「じゃあ行ってくるね!」
光「行ってらっしゃい」
宮谷さんはいつも通り見送っていて、その後ろに水流さんはくっついていた…それが可愛すぎる…
天喰「じゃあ……行ってきます…」
彼女に言ったのだが、不服そうにしていて返事をくれなかった…
彼女は勘がいいのだろう…少しの変化にも敏感に反応している…
ミリオは今日一言も喋らずにいて、もう壊理ちゃんの事で頭がいっぱいなのだろう…
ミリオは玄関のドアに手をかけて俺も外に出ようとすると呼び止められた。
あなた「約束……忘れないで…くださいね…」
不安が言葉にも仕草にも現れてる…でも彼女は伝えてくれた…
天喰「うん……忘れないよ……行ってくるね…」
俺がそう言うと彼女は不安そうなのが分かるが笑ってくれた。
あなた「うん…行ってらっしゃい…」
その言葉を受け取り、俺は前に向いて行った。















水流さん達と別れてから、新幹線に乗った。
新幹線の待ち時間は、不安そうな水流さんの顔が浮かんで俺さえも今回の件で不安になってしまう…でも俺が不安だと…水流さんも不安になってしまう…
あぁ…早く着いてくれ…不安で頭が痛くなる…
ねじれ「ねぇねぇ!天喰くん!」
天喰「………な、なに…?」
ねじれ「天喰くんってあなたちゃんの事好きだよね??あなたちゃんと話してる天喰くんいつもと違う顔してるのよね?ねぇねぇ?!どうなの?」
波動さんの爆弾発言で俺は不安から恥ずかしいという感情に変わった。
新幹線の中で…しかもこれからインターンなのに…する話じゃない…
天喰「あの…波動さん…?そうゆう…話…は…」
ねじれ「えー??でもあなたちゃんも天喰くんの事好きだと思うんだけどなぁ〜」
また波動さんの爆弾発言の投下によって俺の気は変わった
天喰「…く…詳しく教えて…」
ねじれ「やっぱり聞きたいって事は好きなんだ〜!でもあなたちゃんの事は内緒なの!でも天喰くんの事はいい人って言ってたよ?」
いい人…
ファンの俺が彼女にそう呼ばれるのは嬉しいことだ…
でも…何故か物足りなく切ないと思ってしまったが言わなかった…
そしてその波動さんと話した後すぐに新幹線を降りて、集合場所の警察署に向かった。

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