雪村side
そのまま、恭平には言えず
SnowManさんとの顔合わせが明日に迫っていた
今日はちょうど関ジュ全体でのレッスン
こーじくんもまだ龍太くんには言えてへんらしくてきっと今日言うのだろう
どうようかと決心がつかないままレッスンが終わりに差し掛かった
振付師「さっきのとこ次のレッスンまでに完璧にしておくように、じゃ解散」
終わっちゃった、
『、、、』
向井「あなた」
『っ、はい』
向井「俺もこれからやから、勇気出して言うからあなたも絶対言うんやで」
『、はい』
「何も言わんで行ったらそれこそ嫌われんで」
まるで私の心を見透かしたようにそう言ってこーじくんは帰っていった
決心をつけて私は帰ろうとしている恭平に声をかけた
『っ、恭平!』
高橋「ん?どした??」
『ちょっとだけ時間くれへん、?』
高橋「いいよ??」
しっかり言うんや雪村
自分で、全部
ぶつけるんや
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。