a.m.6:40
バタバタ
a.m.7:30
a.m.8:00
いじめっ子「やばい、あと5日!」
クラスメート「ほんとにあなたちゃん好きだよね」
いじめっ子「もうね、可愛い顔なのに塩ってところがまた可愛い」
クラスメート「あーわかるわ」
クラスメート「いわゆる、ギャップ萌えだよね♡」
いじめっ子「ほんとにそれ」
🚪ガラガラ
いじめっ子「また来たの?」
いじめっ子「ほんとに目障り」
いじめっ子「はぁ… 」
いじめっ子「来んなよ」
いじめっ子「おまえ、謝ることしかできないの?」
いじめっ子「ほんと馬鹿…」
いじめっ子「早く消えろよ」
センセイ「HRはじめるぞー」
センセイ「文化祭まであと5日だ」
センセイ「俺も楽しみだからみんなでがんばろーな」
センセイ「それと、今日メイド服と執事服届いたから1回着とけよ?」
ミンナ「はーい」
センセイ「あなた、後で職員室」
センセイ「これでHRを終わります」
────────────✿
職員室✿
センセイ「ああ、あなた」
センセイ「いや、着て」
センセイ「吐いてもいいから着て」
センセイ「お兄さん達呼ぼうか?((ニコッ」
センセイ「よかったよかった」
センセイ「なんで?」
センセイ「あ、すみません」
センセイ「メイド服はそのダンボールの中にあるからな」
🚪ガラガラ
試着…
脱ぎ中
センセイ「もう入っていいか?」
センセイ「いや、はやくね?」
センセイ「サイズは大丈夫?」
センセイ「なら、おっけー」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。