第58話

お正月-丈にぃトトロになる-
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2023/01/15 03:00
恭平side

お正月…

丈にぃはいつもの仕事の疲れからか、ソファで口を大きく開いて寝ている

その上に謙ちゃんがのってずっと丈にぃの顔を見ていた

駿「なにしてるん?」

謙「トトロごっこだよ?😊」

恭「ははッ…確かに、トトロに似てるかもwww」

謙「でしょでしょ?!ドングリ出てこないかな?」

駿「出てくるん?!」

謙「だってトトロだもん」

駿「そうなの?」

そう言って、俺の方を見てトトロか確認をとってる駿もトトロだと可愛いことを言い出す謙杜もでら可愛い…

俺はある計画を考えた

恭「なぁ、謙杜…トトロ髭ないで?」

謙「あ!ほんとだ!!!」

恭「ほら!魔法のペンで髭書いたらトトロなるんちゃう?」

謙「わぁ。かく!!!」

そして、俺は謙杜にペンを渡した時、駿が俺たちの間に入る

駿「まって!流石にやめた方がいいんやない?」

謙「駿は、トトロみたくないの?」

駿「それは…見たい」

謙「でしょ?!トトロさんに変身!」

そして、謙杜はヒゲと鼻を黒く塗る

謙「できた!!」

恭「プッ…ッふはwwwwww」

そして、謙杜は上機嫌でトトロが起きてドングリをくれるのを駿と二人でお山座りで待ってる

側を通ったにぃや流星も笑いを堪えるのに必死や

そして、我が家のトトロが目を覚ました

丈「zzzzz…んう……」

謙「起きた!!!駿!トトロ起きた!」

駿「…?これ…トトロ…ちゃう…」

丈「なんや?二人して……」

謙「トトロさん。ドングリ!!」

丈「…はい?」

謙「ドングリ!!!」

丈「え?」

そして、丈にぃは何を言ってるかわからず俺の方をみる。

俺は手鏡を丈にぃに渡す

すると…

丈「ッ?!!!!」

謙「トトロさん!ドングリ!!!」

丈「もう、何やっとんねん!!笑」

丈くんも呆れながら、顔を洗いに行く…

そして…洗面台から悲鳴が聞こえる

丈「わぉぉぉおい!こらぁぁ!」

謙「トトロしゃん?!」

謙杜はトトロが叫んでいてびっくりして駿の後ろに隠れる

丈「謙杜?これ、油性で書いたやろ?!」

謙「ふぇ、しゅ、しゅん…」

丈「だれや、謙杜に油性を渡したのん」

駿「きょへにぃ」

謙杜を守るために易々と俺を売る

恭「丈にぃ、ごめん、水性やと思ってたんやけどなぁー。あはは😅…ご、ごめん」

こら“ぁぁぁぁぁあ!

謙「トトロしゃんおごっだぁぁぁ😭」

謙杜は駿に抱きつき顔を隠し、泣いている

俺はこっぴどく怒られた、そして謙杜も笑

丈「やってええことと、悪いことがあるねん!!!」

謙「ごめんなしゃい😭」

丈「しかも、油性ペンって取れへんやろ!!」

謙「ッヒグ…ぅぅ…ッふえ」

恭「水性ペンやと思ってたんやけどなぁー」

丈「謙杜に、悪知恵を教え込むなぁ!」

恭「すんませーん…」

謙「きょへッにぃ…ッふぇぇええん」

駿に抱きつき、隣にいる俺にも助けを求める謙杜

俺は謙杜の耳元で囁く

恭「謙ちゃんここはとにかく謝っとこ…いくで?せーの」

恭/謙「ごめんなさい/ごめんなしゃい」

丈「ふん。もうしたらあかんぞ!」

恭/謙「はーい/ふぁい」

その後____

謙「ッヒグ…うう…ッヒグ…しゅん“😭」

謙杜は駿に張り付いて離れない

駿の胸の中で泣きじゃくっている

駿「よしよし。ごめんなさいしたからもう大丈夫だよ?」

謙「ッヒグ…ごわかっだの…ッふぇぇえん」

駿「大丈夫。トトロさんは優しいからすぐによしよししてくれるよ?」

謙「ほんとぉ?」

駿「うん!…ほら、きた笑」

丈「けんちゃん…その…ごめん。俺も怒りすぎたな。」

謙「ごめんなしゃい」

丈「もう怒ってへんで?」

謙「ッヒグ…ほんちょ?」

丈「ほんと」

謙「ほんちょにほんちょ?」

丈「ほんとにほんと…ほら、おいで?」

丈にぃは両手を伸ばして待ち構える

トコトコトコ っぎゅううううう

謙「じょッにぃ…うぁぁぁあん」

丈「よしよし。今度、お山に本物のトトロ探しに行こうな?」

謙「ッヒグ…うん!!」

そして、けんちゃんと丈にぃ、俺も仲直りし楽しいお正月が過ぎていった

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