お正月
駿佑side
1月1日 朝
謙「もーいーくつ、ねーるーとーおーしょうがつー♪」
駿「けんと、もうお正月やで?」
謙「ああ!そうだった!!にぃに挨拶しに行こう!!」
駿「ちょ!けんと!!」
そう言って、僕の手を引っ張って走り出した謙杜
まず、初めに向かったのが丈にぃの部屋
バタン!!
謙「あけましておめでとうございましゅ!!!」ぼふっ
謙杜は丈にぃのお腹にダイブした
丈「ぶはッ!!けんちゃんか?!」
謙「うん!あけましておめでとうございましゅ」
丈「おめでとー」
和「俺もおるでー」
駿「あ、和にぃ…」
謙「和にぃ!おめでとうございましゅ」
和「駿もけんちゃんもあけましておめでとう(*^-^*)」
謙「次は、だいにぃ!」
そして、また僕の手を引っ張りダッシュでだいにぃの部屋に向かう
バタンッ
すると、そこには大ちゃんに抱きしめられながらすやすや寝ているりゅうせにぃもいた
謙「あけッ」
駿「シー!!!ここは、そっとしておこう…」
謙「????…わかった!!!次!きょへにぃ!!!」
駿「…」
バタンッ
謙「きょへにぃ!あけましておめでとうございましゅ!!!」
恭「…zzzzzzzz」
謙「きょへにぃ!にぃ!あけましておめでとうございましゅ!!!!!」
謙杜はきょへにぃの体をおもいっきり揺らしながら大きな声で挨拶してる
恭「…んう?けんちゃん、駿……おめでとッ…zzzzzzzzz」
謙「にぃに挨拶できたね!」
駿「………」
僕には、まだ挨拶してない…
忘れられてる?一番隣に居るはずやのに…
けんちゃんはずっとお正月を楽しみにしてたから、テンションが上がりすぎて僕が怒ってることも気が付かない。
謙「しゅん!次、どのお部屋行く?」
駿「…行かない…謙杜は一人で行けば?僕は、お部屋戻る…」
ぶっきらぼうに言い放ち、きょへにぃの部屋を出た
恭平side
俺は、駿と謙杜に挨拶をし再び眠りについた…のだが
謙「ふえ…ッグス…うぁぁぁぁぁああん!!!」
バサッ!!
恭「けんちゃん?!!」
泣き声を聞いて飛び起きると、ベットの横で上を向いて大粒の涙を流して泣いていた
謙「うあぁぁぁぁぁあん…にぃぃぃぃ」
謙杜を膝の上に向かい合わせで乗せ、滝のようにあふれる涙を手で拭きながら聞く
恭「どうしたん?」
謙「ッグス…駿が…お部屋に…戻ってッ…怒ってッ…ッヒグ」
恭「なんで怒ってたん?」
謙「ッヒクッヒク…わかんなッ…うあぁぁぁぁぁあん」
恭「大丈夫やで?よしよし」
大号泣の謙杜をまずは落ち着かせる
謙「ッヒク…ッヒク………」
恭「落ち着いたか?駿のとこ行く?」
謙「きょへにぃもいっちょ…ッヒク」
恭「おん。一緒に行こうか」
謙杜と手を繋ぎ、双子の部屋に向かう…が駿はいなかった
恭「あれ?おれへんな…」
謙「きえぢゃっだ…ッヒク…ッふえ」
恭「消えへんよ(笑)リビングかな?」
謙「にぃ…抱っこ…」
恭「おいで?」
トコトコ ギュっ
そして、謙杜を抱きリビングに向かうと
全員、リビングに集まっていた。駿は和にぃに抱っこされている
謙「…ッしゅん」
駿 ぷいッ
謙「ふえッ!?…ッヒグ…ッうう」
駿から無視され、再び謙杜の目から涙が溢れる
流「あらら…」
和「駿?けんちゃんのお話聞こう?」
駿 ……コクッ
駿も謙杜も降ろし、向かい合わせで立たせる
駿はかずにぃ、謙杜はきょへにぃの服の袖を握ってる
謙「なんでッ…おこって、りゅの?」
駿「だって!皆には挨拶するのに、僕にはしなかった!!」
謙「けんちゃん、最後にちたかったの…ッ一番最後に駿にちたかった」
駿「でも、皆に挨拶行ったやん!」
謙「りゅちぇにぃとだいにぃ…ちてなかった…ッヒグ
せんせいは…大好き人は…ッひぐ…最後に大事にのこちておくって…」
駿「ッ?!」
謙「しゅんのこと好き、だから…ッヒグ」
駿「…ごめん…怒って…ごめんね」
謙杜は流星にぃと大にぃの方に顔だけ向けて
謙「りゅちぇにぃ、だいにぃ…ござましゅ」
大/流「あ、、おめでとう!」
そして、駿の前に立って
謙「しゅん……あけ、ッヒクまして…おめでと、ございましゅ。ことしも、、よろしくッヒグおねがいしまッしゅ」
駿「僕も、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
謙「しゅん……」
駿 よしよし
謙「しゅん…大好き!」
駿「僕も、大好きだよ!!」
謙「へへ…ッヒク(*^-^*)」
大「りゅうちぇ、俺ら省略されたよな?」
流「うん……完全にはしょられたな…」
丈「さ、おせちでも食べるか!!!」
駿/謙「うん!」
謙「けんちゃん、駿のおとなりさん!」
駿「いいよー♪行くよー!」
謙「うん♪」
そして、皆でおいしくおせちをいただきましたとさ♡
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。