第15話

🍷「開いた口」
300
2022/10/23 11:08
目が覚めたらまず口元の違和感を覚えた
天井は白くどこか分からない
左腕にはたくさんの点滴が着いていた
頭が回らないまま私は数時間を過ごした
{ガラガラガラ}
ドアの方へ視線を向けると
梵天No.3の鶴蝶さんがいた
鶴蝶.
!!!!起きたのか!?
あなた.
水を…
鶴蝶.
水だ




喉を潤し鶴蝶さんの方へ体を向けた
あなた.
お見舞い、ありがとうございます
久しぶりに声を出したせいか
声が枯れていた
鶴蝶.
お前なぁ…
あなた.
すみませんでした。死体(スクラップ)でも転勤でもなんでも受けます
鶴蝶.
いや、元々そことはいつかやり合う可能性があったんだ。先に潰してくれて逆に助かった。
あなた.
…、私、何日ぐらい寝てましたか
鶴蝶.
1週間だ。俺はたまたま顔を見に来ただけだ
あなた.
そうですか。わざわざ足を運んで頂きありがとうございます
鶴蝶.
嗚呼、俺はそろそろおいとましよう。
あなた.
お気おつけておかえりください
鶴蝶.
あ、そういえば。お前を運んだのは蘭だから、感謝なら蘭にするといい。
あなた.
灰谷さんがですか…?
鶴蝶.
血まみれのあなたを抱き抱えて来た時の蘭には驚いたな笑
軽く笑って部屋を出た




























あとから聞いた話によると
車の衝撃で頭からの大量出血
1人で乗り込んだのもあり、身体中に大量の傷
興奮しすぎて気づかなかった骨折
三日三晩で行われた殺害からの疲労
何も食べなかったことからの栄養不足
聞いていて自分に呆れた
ため息を着くとまたドアの方から音がした
鶴蝶さんの忘れ物かと思い、辺りを見渡した
あなた.
忘れ物ですか?特に見当たりませんけど…
.
鶴蝶の言うとうり生きてたのかよ
動きが止まった
この声の持ち主は
私が大っ嫌いなあの人だから
あなた.
…、なぜ助けたんですか
あなた.
"灰谷さん"
蘭.
そりゃー、元恋人の大事な人だぜ〜?
相変わらずのにやけ顔に腹が立つ
あなた.
助けて頂き、ありがとうございました。
座った体制のまま頭を下げ、礼を述べた
蘭.
なぁ、あなたちゃん
蘭.
助けた変わりにさ




































蘭.
____________?










































その言葉に
開いた口が塞がらなかった

プリ小説オーディオドラマ