第14話

🍷「必要性」
885
2022/10/21 11:01
あなた.
…なんですか
蘭.
お前に言っても無駄だし、もうダメなんだろうけどさ
蘭.
俺がいながら、ほんとにごめんな〜…
いつもニコニコしてて気味が悪かった笑顔はどこにもなく
真剣な眼差しで笑った
その声は枯れていた
蘭.
俺、彼氏失敗だったなぁ…
あなた.
……
あなた.
その失敗、次の彼女にはしないであげてください
蘭.
次の彼女、ね…
あなた.
私やる事あるのでそれでは

























ヒソヒソと、周りは話していた
部下.
伊藤さんって、東雲さんの同期なんでしょ?
部下.
いつも一緒にいたのに、冷徹な人
部下.
なんで海優さんあんな人と一緒にいたんだろ。
部下.
人に無関心すぎるよね
部下.
唯一部下を大事にして敬語使ってくれる幹部だけど…
部下.
やっぱ幹部は幹部だな
部下.
海優さんみたいな優しい幹部はいねぇーよな
部下.
てか、敵襲に気づけないって笑
部下.
あの能天気な性格だもんな〜笑
部下.
灰谷さんに近づいた罰よ笑
{        ッバン           ッバンッ       }
部下.
え…?
あなた.
殺す必要がなかったんですよ。
あなた.
でも、今の発言は頂けませんね
あなた.
2体の処分、頼みますね


































海優、私ね、言いたいことがあるの
本当は、私と海優は双子なんだよ
私が遅く産まれて妹
海優が早く産まれてお姉ちゃんだったんだよ
お父さんからの性的暴行で海優はいつも真顔経ったね
精神的にきてて、それなのに私にはいつも笑顔
だから、海優の笑顔が見たくてやった行為
海優は逆に泣いてたね
まぁ、覚えてないか
私はアクセル全開にし
助手席に乗せたものを左手で抑えた
そしてブレーキをかけることも無く
スピードMAXのまま突っ込んだ
轢かれて死んだのはほんの数人
突っ込んだせいで頭を強打し血は流れているが
すぐさま助手席に乗せてたものを持ち車から降りた
車はガソリンのおかげでよく燃えた
駆けつけた数十人に向けて銃声をあげた































.
ッフー…ッフー…
あなた.
……
.
悪魔めッ…!!!!!!!



























{ バンッッッッッ }






















ここで私の記憶は途切れた

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