今日は仕事が早く終わって、23時半頃には
帰って来れた。
帰っても真琴ちゃんまだ帰ってない。
今日は飲み会があるんだとか。
真琴ちゃんが作ってくれた
ご飯の作り置きを食べて、お風呂に入って……。
0時過ぎ頃、真琴ちゃんが帰ってきた。
真琴ちゃんは明らかに
かなり酔っ払っていて、ヘラヘラしてる。
真琴ちゃんは自分の部屋に入って
部屋着に着替えてから
リビングに戻ってきて
大きいパッチリお目目で俺を見ると
満面の笑顔でそう言うと
真琴ちゃんが勢いよく俺に向かってきて
抱きついてきた。
何度も俺の名前を呼んで、スリスリする真琴ちゃん。
まるでご機嫌な猫と一緒じゃん笑
本当に笑
俺はもう笑うしかなくて
真琴ちゃんの頭をゆっくり優しく撫でた。
う…
普通なら面倒臭いはずなのに
可愛い。
めちゃくちゃ可愛い。
お姫様抱っこをすると
真琴ちゃんは嬉しそうに俺の首にしがみついて
それどころか
俺の頬っぺたにぴったりと
真琴ちゃんの顔が寄せられた。
可愛いなぁ。
いつものしっかり者の真琴ちゃんはどこ行ったの?笑
ベッドに降ろすと、…つい…変な気が起きて
酔っ払ってるし……可愛いし………。
…いいかな…。
俺は気づけば
チュッ
真琴ちゃんが起きるのに
軽くキスをしていた。
仰向けで寝転がる真琴ちゃんに
上半身だけ覆いかぶさった。
まだヘラヘラしてる真琴ちゃんを
諭すようにゆっくり
こめかみの辺りから頬までを撫でて、囁く。
チュッ
今度は頬っぺたにキス。
チュッ
おでこにキス。
チュ
最後にもう一度唇にキス。
すると、真琴ちゃんは
トロンとした目でゆっくり瞬きをした。
待って…ヤバい…
俺の理性が。
でも、我慢我慢。
火が付いてた欲求に、無理やりフタをした。
…だけど…もうもう一度、最後に
おやすみの
キスをして
真琴ちゃんの唇から離れると
ニコッと笑って眠りに入った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!