第25話

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2021/02/24 11:42
真琴
真琴
晴人さん、あの…



今日も、もうすぐ夜が明ける頃







真琴ちゃんが少しモジモジして近づいて来た。




晴人
晴人
あ、もう寝るっ?
真琴
真琴
…いいですか?
晴人
晴人
先にベッド入ってて?
これ飲んだら行くから。






部屋に入ると






エアコンがしっかり効いて暖かくなっていた。








ベッドの上で









布団もかけないで無防備に寝てる真琴ちゃん。






…もう…風邪ひいちゃうよ…。










真琴ちゃんを起こそうとして











近くにまで来て、ベッドの前に座った。












その時、俺は










真琴ちゃんのスベスベな頬っぺたに







引き込まれて







頬っぺたに手を添えた。




真琴
真琴
ん~…?
晴人
晴人
真琴ちゃん。
寝るならちゃんと布団かけな?
風邪ひくから。
真琴
真琴
はる…




ドキ…









ただただ、寝ぼけて言っただけかもしれない。










だけど、真琴ちゃんに初めて呼ばれた「はる」










普段、いろんな人から呼ばれてるはず








なのに








真琴ちゃんから呼ばれたら…







なんでこんな特別な感じに聞こえるんだろう…






俺と真琴ちゃんは









こんな感じで










いつ間にか、一緒に寝ることが日課になってた。









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