ガバ!!!
あれ…わたしちゃんとベッドで寝てる…。
誰が運んで…晴人さんしかいないか。
運んでくれたのかな?
重くなかったかな…。
スマホで時間を見ると
あ、9時半…
わたし、だいぶ寝てたんだ…
今日は仕事午後からでほんとによかった…
あ、晴人さん寝てるかな?
ご飯作ろ。
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10時半に目が覚めて
リビングに行くと
真琴ちゃんが外に行く格好をしてた。
なかなか口ごもり、言葉を発しない真琴ちゃん。
真琴ちゃんはアタフタして笑いながら
大きなキャリーバッグを持った。
いったいどこに行くの?
その荷物はなに?
もう、あの物件に決めたの?
俺の知らない間に
どこかに行っちゃうの…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。