ある日の仕事終わりに告げられた
わたしにTV出演のオファー。
その内容は
【容姿のコンプレックスで、壮絶な人生を歩んできた相談者を、美の最前線で活躍する最高のアーティストとされる
「美のプロフェッショナル」が相談者を美しくする】
という物だった。
美容形成外科・ヘアアーティスト・エステティシャン
スタイリスト・メイクアップアーティスト
分類がある中で
わたしはもちろんメイク部門。
そういえば先輩も、いくつか番組に出演しているのを
見た事はあった。
「悪い話じゃないと思うんだ。」
TV出演。
それは、自分にとってもいい勉強になるし
いい経験にもなるかもしれない
「よし!!じゃあ…収録の日はまた伝えるからね!
よろしく!」
初めての事で緊張するけど…
張り切って頑張らなくちゃ!
わたしは自分で自分に活を入れた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。