目を細めて
ニコニコする真琴ちゃんを見たら
つい笑ってしまった。
食べ終わって、食器を洗おうとすると
真琴ちゃんに、慌てて止められた。
真横にいる真琴ちゃんと
手がぶつかってハッとした。
あぁ、昨日一緒に寝たんだって。
しかも手まで繋ないじゃって…
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なにこの会話。
なんな、新婚さんみたい…
って…なに女の子みたいな事考えてんの、俺。
2人で笑い合った。
前よりも、真琴ちゃんと仲良くできてる気がする。
…きっと、新しい家が見つかったら
ここを出て行っちゃうんだろうな…
それを考えると心に穴が空いたような気になる
それがなんでなのか…なんて
この時の俺にはさっぱり分からなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。