第14話

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2021/02/06 03:59


深夜3時頃


俺は真琴ちゃんを起こさないように






ゆっくりドアを開けて






家に入った。





晴人
晴人
あれ…



リビングの机に伏せて







眠ってる真琴ちゃんがいた。






机の上には、物件のチラシが何枚も広がってた。




ああ…そっか…。








次の部屋が見つかるまで、って








言ってたもんね。







何気なく一番上にあったチラシをゆっくり取った。







晴人
晴人
駅遠っ…
 


駅から遠かったらタクシー使わなないと






危ないやつじゃん。




まだゆっくり探せばいいのに









次に自分が住む場所なんだから








もっとゆっくり決めなきゃダメだよ。




なんて、寝てる真琴ちゃんにそう思いながら






ふと、寝顔を見ると





晴人
晴人
…?…




真琴ちゃんの頬には、うっすら涙の跡が。








それを見た時







何故か、胸の奥の方を








針でチクッと刺されたような感じがした。





けど…






プライベートに首突っ込むような…








そんな仲じゃないと思う





俺は真琴ちゃんを抱き抱えて






寝室まで連れて行き








ベッドに寝かせて、布団をかけて








寝室から出て行った。

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