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2021/08/02

第4話

Story.3
それから1ヵ月。
朝や帰りに挨拶を交わす程度には仲良くなれた。
そして俺の中で百瀬は目でいつも追ってしまう存在はなってしまった。
こんなつもりじゃなかったのに。
普通に友達になるつもりだったのに。



でもそんな思いとは裏腹に百瀬を見る度にこんなに胸が苦しくなって。

他の男と喋るのを見る度にモヤモヤが溜まっていって。

もっと話したい、出来ることなら俺だけを見ていてほしいと思うのは俺が傲慢すぎるから。



もっと仲良くなりたくて、もっと百瀬に近づきたくて、俺は連絡先を聞くことにした
ねえ百瀬、L〇NE交換しよーよ
たったそれだけ、連絡先を聞くだけなのに心臓はバクバクと波打って。
いいよ
のその声がいつもよりはっきり、周りの喧騒も気にならないほど俺の頭に響く。
ありがと。
クラスグループには入ってないよね?
私のL〇NE持ってる人珍しいと思う…あ、三隅とか藤原は持ってると思うよ
去年同じクラスだったし、と付け足す百瀬の声を背中に、俺は既に連絡先を知っている藤原へとお願いしに行った。





その日の夜、思ったより仕事の早かった藤原にもらった百瀬の連絡先に、悩んだ末「よろしく〜」と簡素な文とよく分からないマイブームのスタンプを送り付けた。

12時半を回っていたからもう「その日の夜」ではないし、既読は付かなかった。
それでも俺の中には確かな満足感が広がっていた。


明日は百瀬に「おはよう、昨日L〇NE送ったよ」と声をかけよう。
そしてこれをきっかけにいつか俺をすきになってくれたり…俺と同じ気持ちになってくれたりしないかな



そんな淡い期待と願望を胸に、今日も静かに目を閉じた。