第9話

約束は来年に
掃除が終わった帰り道。


ジュニと手を繋いで暗い空の下を歩く。


「危ないから」と私を内側を歩かせて、


ギュッて手を握って、やっぱり微笑むんだ。


その笑顔は反則だよって言ってるのに








ジュニが口を開いた。




ジュン
ジュン
ねね〜 前、約束したやつあるじゃん?



いつも授業中に描いてたやつか
you
you
うん、覚えてるよ
ジュン
ジュン
それさ、あなたちゃんの誕生日になったら
見せてあげる



なんで私の誕生日なんだろう。

でも彼なりに考えはあるのだろう。


だから、良いよって言わなきゃ。
you
you
良いよ。
でもそれじゃあ来年になるね
ジュン
ジュン
そう!! 来年のあなたちゃんの誕生日の日、
ここで見せるよ。
だから、もうちょっとだけ待ってて?
you
you
うん、分かった!!
君は星が光ってるこの場所で見せてくれるんだね?  

君が一生懸命描いてた何かを。

なんか嬉しくなった。

you
you
ジュニ!!
私はジュニに腕を絡ませた。

ジュニはまたびっくりしてる

今日で何回目?

いつもびっくりしてる。

そして可愛い笑顔で聞いてくるんだ。
ジュン
ジュン
何したの?
あなたちゃん
you
you
んーん、私ってジュニの事大好きだなって思って!
ジュン
ジュン
僕もあなたちゃんに負けないくらい
好きだも〜ん!!
暗い空の中、君の笑顔だけは

はっきり見えた。


私が存在する理由は「あなた」な気がする。

明日も明後日も大好きだよ

この笑顔が消えなきように、私頑張るから

そばにいてね

そう思えた瞬間。