「え?」
私とオンニの声が重なる
そうなんだ、これは美味しいものなんだ
へぇ
私の味覚が、おかしいんだね
でも、オンニなら
何でも美味しいって言う気がするけど..ㅎ
お、これは意見一致か?
え、本当!?
うわぁ..
本当に、優しいです..
やっぱり女神です..
私がそんな馬鹿げた事を言っていると、
今、一番会いたくない人が見えた..気がした
でもそれは、気の所為じゃなかったみたい..
なんで、テヒョナが..?
テヒョナは、まだ私に気付いていない様子だった
私は、急いでオンニに隠れる
私に気付いたオンニは、一瞬驚いたが
何かを察してくれたそうで..
履いているロングスカートで私を隠すように立ってくれた
折角、楽しんでのに..
お饅頭を両手に持ったオンニが
私と目線を合わせる為にしゃがむ
私が俯きながらそう謝ると
オンニは私の頭をポンポンとして、
「分かる分かる」
そう、コクコクと頷くオンニは
ふざけているけどとても頼りになる
私の最高のオンニです..
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。