と、言われ、苦笑いを返すしかない。
幸助くん、警戒され過ぎ……。
幸助くんが教室に入る。
そんなに疑うこと?
先輩ってことだ。
まさかの!?
だって……!!
あっ!
テンパりすぎた……!
お調子者の幸助くんとは違い、先輩は大人しそうに見えた。
しかも、声がカッコかわいすぎる。
あ……。
コロコロと表情が変わる幸助くん。
仲いいな〜。
!?
なんて言ってる場合じゃなかった……!!
渡されたのは……紙?
タッタッタッ
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これ、僕の連絡先です。
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こうして、先輩の連絡先を知ってしまった私。
幸助くんに聞いたところ本物らしいので、私達はさらに
びっくりしたのだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。