本当は知ってる。
こいつが記憶喪失とやらになったときの傷
本当に記憶喪失なんだ
俺だけ忘れたのかと…←え？
聞いちゃだめなのに
ほんとは聞いちゃだめなのに
俺は言っちゃた…
「俺の事覚えてる？」
言っちゃダメ
そんなの分かっていたのに…
俺のバカ
そんなのあなたに負担がかかってしまうだけ
でも俺は…
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記憶喪失になった日
テオくんの帰ったあとにあったこと
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第4話 手術のこと
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！