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第24話

❤️
しばらくして、中の音が聞こえなくなったと思ったら壱馬が出てきた。




清々しい顔して、しかも無傷で。




そして、私を見たら全力?で走ってきて
川村壱馬
川村壱馬
お前!?!?ケガしてんじゃねーか!!
って言って、壱馬には似合わない花柄のピンクのハンカチを出して、血が出ているであろうところに当ててきた。
藤井夏恋
藤井夏恋
なんで、川村くんがそんなに動揺すんのよ。
ハンカチをどかしながら聞けば
川村壱馬
川村壱馬
自分の女の心配して何が悪い。
ぶっきらぼうな顔で言う。
藤井夏恋
藤井夏恋
似合わない花柄のハンカチ持ちながら言われても、信じられないんだけど。
川村壱馬
川村壱馬
お前、このハンカチ覚えてねーのか?
ほぼ、無表情って言える顔が少し歪んだ。
藤井夏恋
藤井夏恋
そんなハンカチ…………。
知らないって言おうとした。




けど、




なんだか見覚えがあって




ハンカチを壱馬から奪い?開いてみる。




そしたら、




"藤井夏恋"




って、紛れもない私の字で書いてあった。
藤井夏恋
藤井夏恋
なんでこれ、壱馬が持ってるの?

確かこれは、高校受験の日。














あーやばい面接緊張する〜。




そう思いながらトイレから出たら
藤井夏恋
藤井夏恋
えっ?!ちょっと大丈夫ですか?!
男子トイレの前でうずくまる黒髪の男の子がいた。




私の声にコクコク頷いてるけど




すごい汗。




そう思って、あらかじめ2つ用意していた手を拭いてない方のハンカチを渡して
藤井夏恋
藤井夏恋
これ、良かったら使って?先生呼ぶ?
ハンカチを受け取った男の子は、首を横に振って
川村壱馬
川村壱馬
しばらく座ってれば平気。
ってだけ、ぶっきらぼうに答えた。
藤井夏恋
藤井夏恋
そっか!お互い受かるといいね!受かったらよろしくね!












なんて会話をした。
藤井夏恋
藤井夏恋
えっ、まさか、
川村壱馬
川村壱馬
そのまさかだよ。あの後すぐなおって面接受けて、お前探したけどいなくて、合格発表の時見かけて声かけようとしたけど、かけれなくて、入学して廊下で何回もすれ違ったのにお前は俺に気づかなかった。
いや、まさかあの王子様イケメンがこんな、不良だとは思わないでしょ。




なんて言葉は飲み込んだ。
川村壱馬
川村壱馬
んで、告られて思い出したのかと思ったらちげーし、俺がほかの女とかといても今日まで何も言わねーし、終いには別れたんだろとか色んなやつに言われて、ふざけんなよ。
俺はお前と一生別れてやらない。
なんて綺麗に終わらせようとしてるけど、私だって言いたいことあるんだから!!!
藤井夏恋
藤井夏恋
あのねぇ、自分の彼氏が他の女といていいわけないでしょ!?言えなかったのは、言ったら嫌われるかもっていう複雑な女心だよ!
しかも、そんな頭になってたら誰だって気づかないわ!!
言っとくけどね、私はいつだって別れてやるからね!大好きだけど、壱馬がああいう態度とるたび別れるって言ってやるんだからね!しかも、壱馬と付き合っていくのは大変なの!!
今日みたいなことっ!!!!
不満を全部言おうとしたら、初めて、初めて壱馬に抱きしめられた。
川村壱馬
川村壱馬
うん。わかった。つーかわかってる。だから、あんまりお前に近づきたくなかったんだよ。お前が俺の弱点だってわかったら絶対お前がつらい思いする。
だから、今日色んなやつに別れたんだろって言われるたび
ああ、その方がお前のこと傷つけなくて済むって思ったんだよ。
だけど、ダメだわ。俺、お前、夏恋依存性みてーだわ。
だから





ずっと俺のそばにいて?離れないようにしろ。
なんて、最後は俺様っぽく笑った壱馬。




好きって言葉以上の言葉をもらえて私は泣いた。




泣くなってって壱馬が困ってるのも気にせず泣いた。
川村壱馬
川村壱馬
なぁ、夏恋。
藤井夏恋
藤井夏恋
っぐす。何よ?
壱馬の胸に深く顔を埋めながら聞いたら、耳元で
川村壱馬
川村壱馬
1日1回しか言わねーからな。
藤井夏恋
藤井夏恋
だからっ
何よとは言えなかった。だって、耳元で
川村壱馬
川村壱馬
大好き。愛してる。お前は一生俺のものだし俺も一生お前のものだ。
なんて言われたから。




私は真っ赤になりながら、また、涙が溢れた。