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第13話

💛
あれから1週間。




クラスの違う私たちは会わなくなった。




違うか。




私が吉野を避け始めた。




吉野は、何度も何度も私の教室に顔を出しにくる。




吉野は理系クラスで私は文系クラスだから、校舎も違うのに、わざわざ会いに来てくれる。




だけど、怒られたあの日からなんだか吉野を見れなくて…………。
吉野北人
吉野北人
山口さんいる?
ほら、今日もまた、来てくれた。




だけど、私は即座に友達の影に隠れる。




クラスのみんなが、私が吉野に会いたくないのを分かってくれてるから、いつも




「あー、さっき出ていったけど?どこに行くとかは言ってなかったから分からないけど。」
吉野北人
吉野北人
そっか。ありがとう
吉野が完全に去ってから




「ほら、行ったぞ?」
山口乃々華
山口乃々華
ありがとう。
「でもいいのかー?もう1週間も避けてんだろ?自然消滅するかもだぞ?」




それなら、それでいいの。




吉野に迷惑かけたくないし。













部活






「山口ー!まだ残ってやるのか?」




顧問の先生に呼びかけられた。




私はダンス部に入っている。
山口乃々華
山口乃々華
あ、はい!もう少しだけ!
なんて残ったのが運のつきだった。




さんざん踊って、足が産まれたての小鹿みたいになって、ようやく踊るのをやめた。




あたりはもう真っ暗。




最近通り魔とかでてるっていわれてるから早く帰ろう。




秋になると、日の長さも短くなる。




更衣室で着替え終えて、校門を出たら




"グイッ"




腕を引っ張られてそのまま連れていかれる。




相手はもちろん
山口乃々華
山口乃々華
吉野…………。
吉野北人
吉野北人
さんざん逃げるので待ち伏せさせてもらいました。いつもは山口さんが早く終わるけど、今日は残ってるの見えたので。
山口乃々華
山口乃々華
ちょっ!どこ行くの?
吉野北人
吉野北人
もちろん、俺の家です。
はぁぁぁぁぁあ??




なんで吉野の家?




やばい、頭の中めっちゃパニック!!




どういうこと?




なんで、強制的に吉野の家に連れていかれるの?
吉野北人
吉野北人
山口さん、遅くなっても大丈夫ですか?
山口乃々華
山口乃々華
え?それは大丈夫だけど。一人暮らしだし。
吉野北人
吉野北人
わかりました。じゃあ、今日は泊まってください。明日ダンス部offですよね?バスケ部もなんで、いっぱい話しましょう。
なんでこいつはダンス部offを知ってるのよ…………。




逃げられないじゃん。