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第17話

💙
土橋楓
土橋楓
落ち着いた?
佐藤晴美
佐藤晴美
うん
土橋楓
土橋楓
ほら鼻かんで
佐藤晴美
佐藤晴美
うん
妹とお姉ちゃんみたいなやり取りをしている。




ふと、周りを見渡して、薄暗くなっていることに気がついた。
佐藤晴美
佐藤晴美
ねぇ、
土橋楓
土橋楓
ん?
佐藤晴美
佐藤晴美
私たち、朝からここにいたよね?
土橋楓
土橋楓
うん。そうだよ。
佐藤晴美
佐藤晴美
なんで、もう薄暗くなってんの?
土橋楓
土橋楓
んーと、永遠に晴美が泣き続けたから?
佐藤晴美
佐藤晴美
………………ごめん楓ー!!
土橋楓
土橋楓
なんでー?晴美が弱ってるのなんて、滅多に見れないからいいよー!
笑いながら言ってくれる楓。




本当にいい親友をもったよ私。
土橋楓
土橋楓
あー、ねぇ、携帯見てごらん?
楓に言われてスマホを見たら




"着信 陸"




の、文字が連なっていた。
土橋楓
土橋楓
やばいね。
なんて苦笑いの楓。
土橋楓
土橋楓
私も、龍からたくさん着信入ってるし、陸さんからも入ってるよ。ちなみに、LINEも
うん。うん。




また、涙が溢れてくる。




私にも陸からLINEが入っていて




"どこにいる?"




"電話でろ"




"返事しろ"




"なぁ、頼むから電話でて"




"おこってんのか?"




最後の方はもう全部ひらがなで




急いで打ったのがわかる。




スマホを見ていたら




"着信 陸"




の文字が出てきた。




楓が出なよって意味で、肘でついてくる。
土橋楓
土橋楓
私も龍に電話する
苦笑いをこぼして私から離れた。




意を決して
佐藤晴美
佐藤晴美
はい。
電話に出たら
青山陸
青山陸
《やっとでた。今どこにいるんだよ?》
息切れがすごい陸の声が聞こえる。
佐藤晴美
佐藤晴美
公園。
青山陸
青山陸
《どこの?》
佐藤晴美
佐藤晴美
青空。
青山陸
青山陸
《わかった絶対動くなよ!!》
って言って切れた電話。
土橋楓
土橋楓
晴美ー、龍がうるさいから、私帰るね
佐藤晴美
佐藤晴美
あっ、うん!ありがとう楓!
土橋楓
土橋楓
いえいえ!いつまでもお互い幸せでいようね!
佐藤晴美
佐藤晴美
…………うん!
なんて言ったけど、別れるつもりだよ。




ごめんね、楓。
青山陸
青山陸
っっ!晴美!
佐藤晴美
佐藤晴美
…………陸にぃ。
青山陸
青山陸
…………は?
佐藤晴美
佐藤晴美
どうしたの?そんなに息切らして。もしかして、私が迷子だとでも思ったのー?失礼しちゃう!陸にぃってば、心配性だねぇ
なんてクスクス笑う。
青山陸
青山陸
何いってんだよ晴美。陸にぃって
だって、そうさせたのは陸でしょ?




2年記念日。だったのになぁ。
佐藤晴美
佐藤晴美
陸にぃ、この前の女の人と結婚でもするの?おめでとう!
陸からのLINEと、ママからのLINEが入ってて




ママから




"陸くん結婚!"




ってだけ入ってた。




私も結構できる歳だけど、ずっと連絡なかったんだ。




自然消滅してたんだよ私たち。




付き合ってるって思ってたのは私だけで、陸の中では終わってたんだ。




精一杯の笑顔で陸に
佐藤晴美
佐藤晴美
おめでとう!
そう言ったら
青山陸
青山陸
ふざけんなよ?
小さな声でそう言われた。




えっ?
青山陸
青山陸
なんで、惚れた女に、結婚を決めた女に結婚おめでとうなんて言われなきゃいけねーんだよ。
怒りを抑えた声でそう聞かれる。




そんなの
佐藤晴美
佐藤晴美
陸が悪いんじゃん。
下を向いていた陸が、涙声の私の声で顔を上げる。
佐藤晴美
佐藤晴美
連絡しても無視。電話しても無視。家に訪ねてもいない。これをどう安心しろって言うの?不安な時に、綺麗な女の人とカフェでお茶してるの見て、どう信じろって言うのよっ!!
陸に本気で怒ったのは初めてで、目を見開いている陸。
佐藤晴美
佐藤晴美
帰る
青山陸
青山陸
はぁ?どこにだよ?
焦った声で止められる。




どこって
佐藤晴美
佐藤晴美
私の家に。家族が待ってる家に。信じられる人が待ってる家に!!
そう言って走り出す。




もう、本格的に陸なんてしらない。




誰とでも結婚しちゃえよっ!




数十メートル進んだら、陸に腕を引っ張られて止められた。




そのままグイグイ引っ張っていかれる。
佐藤晴美
佐藤晴美
ちょっと!どこ連れてくの?!
青山陸
青山陸
どこって、俺んち。
声がいつもより低くて、怖くて、私は抵抗をやめた。