第43話

‪⸜‪‪☺︎‬⸝‬‪‪
631
2020/12/16 16:00
深澤辰哉side



それからの生活はと言うと


〇〇が居なくなってから双子ちゃんは大泣きの嵐


葬式も終えて、毎日波乱の生活を送っていた。


そして迎えたデビュー6周年前日…



ピーンポーン


深澤(はーい!


郵便(お届け物でーす


深澤(ありがとうございます。


頼んだ記憶も無い箱が届いた。差出人は…































〇〇!?!?


急いで中身を見てみると、


そこに入っていたの〇〇からの手紙と


キラキラと輝くアメジストのネックレスだった。


俺は、2人を寝かしつけ〇〇からの手紙を読んだ


















---------------------------------------------------------------------


辰哉へ。

この手紙を手紙を読んでいるということは

デビュー6周年の前日に私は生きていない。

ということですね。

デビュー6周年おめでとう。

本当のことを言うと

勢いに乗っていた5周年目、二人の子を授かって

から直ぐに癌にかかっていたことが分かったの

お医者さんには、子供を産むか降ろすか。

産むなら、私の命が。

降ろすなら、2人の命が。

若年性アルツハイマーの症状が和らいだら

次は癌だなんてほんと、神様は意地悪。笑笑

私は二人の子を産むことを選択した。

辰哉の腕の中で最後を迎えられたのかな。

それとも、孤独に死んで行ったのかな。

二人の子は元気なのかな。

どんな子に成長するかな。

しっかりとお嫁に行かせてね?

SnowManが6、7、8、9、10周年を迎える瞬間を

この目で二人の子と見たかった。

辰くんなら大丈夫だよね!!!

辰くんと幸せになれて良かった。


愛してます。


〇〇

--------------------------------------------------------------------




この箱、差出人は〇〇だが住所は

〇〇のいとこ、××の家だった。


俺は照に2人の子守りを頼み、


直ぐにその住所へと向かった。


いとこの××とは、何度か会っただけだったが


居てもたってもいれなかった。


深澤(××さん!!!!!


××(君なら来ると思ったよ、どうぞ







家の中へ入ると沢山の箱が並んでいた。



箱には




辰哉、デビュー7周年…8周年…9周年…10周年…


辰哉、33歳の誕生日…34歳…35歳…36歳…


紗南と紗綾、1歳の誕生日…2歳…3歳…4歳…






たくさんの箱が積み重なっていた。













××(〇〇はね、癌の宣告を受けてからずっと

ここに通っては箱を置いてって毎日のように

来ていたんだよ。


深澤(双子、産まれたんです。とても可愛い。


××(今度逢いに行ってもいいかな?


深澤(もちろんです。


××(これは、俺が〇〇から与えられたことなの

だから、毎年楽しみに待っててな


深澤(ありがとうございます。


××(家まで送るよ。





家に戻り、2人の顔を見て思わず涙が溢れる。


〇〇の命の代わりにこのふたりが家にやってきた。


俺は約3年程育児休業しながらもSnowManとして


一歩一歩歩んで行ってる。


〇〇。天国で見てるかな?俺はめっちゃ幸せだよ





ℯꫛᎴ

プリ小説オーディオドラマ