第3話

2話
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2026/01/20 11:31 更新
2人の青年が話をしている。そのうちの1人、黒髪の青年は会話をしながらこちらを警戒しながら、鋭い視線を送っている。
レミリア
(話をしながら警戒するとは……。器用なものだ。)
思わず感心してしまう。だが、余りにも此方に意識を強く寄せすぎた。別の場所にも、意識を向けていれば気づけていたかもしれないのに。
「これが呪物?指?」

『ただの指じゃない特級呪物両面宿儺の指だ……危ないから早くっ……』
上から突如やってきた腕。それから離すために、青年はもう1人の青年を突き飛ばした。

「伏黒!!」

『っ逃げろ!』

その腕に捕まって、視界から見えない場所にへと強制的に移動させられた。突き飛ばされた青年はレミリアを見ることもなく、捕まった青年を助けにすぐに向かった。

腕によって破壊され、夜空が見えるようになった天井を見上げた。
レミリア
……。
レミリア
あのヒトの子、あの不気味な奴との力量差は分かっているようだった。
突き飛ばす前の青年の顔は、焦りや不安の入り混じった物だった。特に声色からも焦りの面が強かったように感じられた。
 
つまり、力量差は理解していたはず。なのに、突き飛ばしてもしかしたらやられてしまうかもしれない相手に挑みに行った。僅かにでも可能性のある自分が、相手を傷をつけないように___
レミリア
青二才だな。さて、我は……
基本的にどの世界でも、「レミリア・スカーレット」が持っている能力である『運命を操る程度の能力』を使ってほんの僅か先の未来を見た。

ここで、永い年月の未来をみても別に良い。だけれど、そうしないのには理由は勿論あるのだ。
レミリア
(全てをここで見てしまっては、後が全てつまらん。)
確かにそこにある運命を手繰り寄せて。
そして、見えた『運命』
レミリア
……成る程?
レミリア
此処がターニングポイントになる時間。
レミリア
我も随分と良いタイミングの世界に来たものだな。
この世界に来てしまってからと言うものの、連続で面白い場面に遭遇していると、思う。
全くもってなかった感情が、強く芽を伸ばして芽生えた。
レミリア
(ーーーわくわくする。)
それはそれとして___
思い直して、そろそろ良いタイミングだろうと、突き破られている天井を見定めて。

軽くその地を蹴って、上に飛んだ。
なぜなら、そろそろ見れる頃合いだからであった。

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