「うぅ"、、、、」グス
これは僕がウサギさんに言わず、勝手に友達と遊んだ時の事
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黄サイド
ガチャッ
「ただいまぁー、、、、」
今、6時47分。るぅと帰宅しました。
「うぅ"ん、」グズ
二階の部屋から泣き声が聞こえた。
あれ、、?ウサギさん泣いてるのかな、、?
僕はウサギさんが泣いているのかと思い、速足で階段を駆け上がってゆく
コンコン
ドアを鳴らしたが、返事はない
ソっとドアを開ける。
そこに移るのはベットに潜り、声を漏らしながら泣いている彼の姿。
「ころちゃん、どうしたんですか、、、?」
そそくさと僕は彼に近づき、言い放つ
「るぅちゃ、ひどいよぉ、、、」グス
そう言い、かわいらしい顔を布団からヒョコっと出す彼
でも僕にはなぜ泣いているのかが分からない
「え、?僕ですか、、?どうしたんですか、、?」
そう聞くと、
ころちゃんはグズグズしながらも答えてくれた。
「るぅちゃ、がぁ、何も言わずにぃ、でてっ、たぁ。」
ところちゃんは言うとぽろぽろと涙を流し始める
「ごめんなさい、寂しかったんですか?」
僕は手をころちゃんの頭の上に置く。
「ぅ、ん、、」
そのままよしよしと頭を撫でる
「ごめんなさい、ころちゃんに寂しい思いをさせてしまって、、、」
ウサギさんは寂しがりや。
最愛の人が何も言わず出ていくと心にぽっかり穴が開き、死んでしまう。
けれど、ころちゃんは死ななかった。
多分僕を信用しているからだろう。
そう思うと僕はルンルンでウサギさんの頬にキスをした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!