とあなたは心の中で思っております。
卵焼きを作り終わり皿を机の上に並べた。
「はぁ…」とため息をついたら上から足音が聞こえてきた。
階段の方を見るとなーくんが目をこすりながら階段を降りていた。
眠たそうに返事をする。
私はそう言って階段をのぼった。
トントン_(ノックする音だよ(--;))
ガチャ_
ドアを開け莉犬の方へ近寄る。
と言って私の手を握った。
莉犬はふにゃと笑い気持ちよさそうに寝る。
パタン_(ドアを閉める音だよ(--;))
さとみの部屋に行く。
ガチャ_
ノックをしずに入る。え?なんでかって?それはさとみだからだよ。
パタン__(ドアを閉める音だよ(--;))
トントン__
返事がない。よし、部屋に入ろう。
ガチャ__
全く返事がない。叫ぼうかな…よし、さとみとなーくんに許可を取ろう。
叫ぶためにころんの元へ近寄る。
パタン_(ドアを閉める音だよ(--;))
トントン__
とか思っているとるぅとがドアを開けた。
ジェルの存在を忘れています。
トントン
返事がない。部屋に入りましょうか。
ガチャ
莉犬の寝顔をじっくりと見ています。
ダダダダ
走ってジェルの部屋まで行く。
ガチャ
ノックしないで部屋に入っています。
1階の人たちには聞こえないように叫ぶ。
聞こえるだろと思いましたよね。あなたはジェルの耳元で叫んだのです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。