第26話

-番外編-
320
2021/04/24 01:49









Noside




「…で、なんで飛雄ちゃん達が居る訳?」


落ち着いて、沈黙が続いていたところを破ったのは及川。

質問に答えたのは影山だ


「いや、俺達デートしに来たんですけど。」

「俺達もなんだけど」

「え、皆そうじゃねーの?」


「じゃあトリプルデートやな」
と、少し微笑み、呟く北を影山は見逃さず、
(俺の彼氏がめちゃんこかっけぇ)
という心の思いにそっと蓋をした。


「と、とりあえず何処かアトラクション行きませんか?」

「そうだな、どこ行く?」

「「「「「ジェットコースター」」」」」

「了解」


見事に揃った声の主達は威圧感のある大きな乗り物へと
向かっていった









_____ .


「ほぁ〜…でけー、」


やはり喋りたくなるものなのか、
少しの沈黙を破いたのはまたもや及川だった


「そうですね!おっきぃです…」

「おっきぃとか可愛いかよ」

「はよ入るで」(無視)

「うん」


「ちょ、置いてかないで?!」


スタコラサッサと
乗り物チケットを買いに行く軍隊に、
恋人にまで置いていかれた及川が急いで追いかける。







モブ「安全バー下ろして下さいね〜」

「…怖いか?工。」

「ん…少し、」

「じゃあ、手 繋いどく?」

「ぅ、はい……」

「ん」

ギュッ


その様子を見た人達は「はわわ」と声を漏らしながら
キラキラした目で自分の恋人を見ていた。


「…俺らも繋いどくか?」

「!」コクコク

「ん、はは 飛雄の手、暖かいなぁ(笑)」

「信介の手が冷てぇ…」

「まぁ、我慢しとって。」

「、うん」


「俺達も繋ぐ〜?☆」

「いや、良い。小さい頃よく来たし慣れてる」

「ぇ……」

「?、徹が怖いのか?」

「えぇえ?!んな訳!」

モブ「もうそろそろ出発しまーす!」

「ぅ…こわ、いです…」

「最初からそう言えば良いのに‪w」

ギュッ

「ありがと、!」

「全然良いぞ」



モブ「出発いたしまーす!
さーん!にーい!いーち!」


数字が聞こえたと共に高校生が乗っている乗り物が
動き出す。




「上がっとる?」

「…上がってるな…」

「うぅ〜…」

グググ…

「ちょ、工、痛い、」

「ご、ごめ、」

ググググググッ

「いや変わってねぇ、」

「怖いんだm」

ゴーーーーーーーーー(下がってる音)




「「「ウギャァァァアァァアア!!!!!!!」」」



⚠️只今映像が乱れております⚠️





「っはー……怖かった…」

「徹うるさかった。」

「ごめん…」


機嫌が良いとは言えない顔で不満を言う木兎と
とほほ、という顔で謝る及川、、と、


「…………」

「工…」


放心状態の五色と、名前を呼び、心配する白布。と


「大丈夫か?
あんな叫んで、喉痛かったやろ」

「大゙丈゙夫゙じ゙ゃ゙な゙い゙…喉゙痛゙でぇ゙」

「ちょっと待ってな、
飲みもん…とあとポップコーン買ってくるわ」

「あ゙り゙が゙どゔ」

「あんま喋らんときや。喉もっと痛めるで」

「ん゙、」



看病する北と、叫び過ぎて喉が潰れた影山。




















________ .Next







ごめん制限🥺

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